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2019-10-14 08:27:20

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2016年6月15日

マーケットトピックス 2016年6月15日

前営業日トピックス

東京市場では、英国民投票をめぐる先行き不透明感からリスク回避ムードが継続、また日経平均株価が大幅下落となったことも影響し、序盤は軟調な動きとなった。ただ、日銀の追加緩和への根強い思惑を背景に下値は限定的となった。そして、ショートカバーの円売り・ドル買いの動きや、下落して始まった日経平均株価がプラス圏に上昇したことを受けて、堅調な動きも見られた。しかし、仲値近辺にかけて株価が弱含んでマイナス圏に沈み、下げ幅を拡大する動きとなると、ドル/円も下押しとなった。海外市場では、やや値を戻す動きとなり、米経済指標がいずれも予想を上回る結果となり、ドル/円は上昇したものの、英国のEU離脱に対する不安感や、欧米の株価下落を背景に、上値の重い動きが続いた。また、FOMCの結果発表を控えていることで、様子見ムードが強まったことも影響した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)YouGovの最新版、英世論調査では、EU離脱支持が46%、残留支持が39%、ORBの世論調査でEU離脱支持49%、残留支持48%との発表を受けて、序盤軟調な動きが続いた。小安く始まった日経平均株価がプラス圏に上昇したことから、堅調な動きとなった。
(2)日経平均株価がマイナス圏に下落し、下げ幅を拡大する動きとなったことを受けて、円買いが優勢となった。そして、麻生財務相が「投機的な動きが継続することのないよう、為替市場の動向を緊張感持って注視する」と発言したが、反応は限定的。その後もリスク回避ムードが継続し、欧州時間序盤まで円買いが強まった。その後、値頃感の買い戻しも見られたが、欧州株の下落を受けて再び円買いの動きが強まった。
(3)米経済指標がいずれも市場予想を上回る結果となり、堅調な動きが見られたものの、やや上値は限定的となった。
(4)英調査会社TNSの世論調査で、EU離脱支持が7ポイントリードしていると発表され、上値の重い動きとなった。ただ、米FOMCの結果発表を翌日に、日銀の金融政策発表を翌々日に控えて様子見ムードが強まったことも影響し、ドル円・クロス円は限定的な動きとなった。

本日のトピックス

東京市場では、日本の金融政策決定会合の1日目が始まるが、日銀の追加緩和への根強い思惑を背景に様子見ムードが強まる可能性も考えられる。そして、再び円高が進むようなら、政府・当局者の牽制的な発言も考えられる。ただ、引き続き株価の動きに反応する可能性もあり、株価動向にも注目したい。米国市場では、FOMCの結果発表とイエレンFRB総裁の定例会見が予定されていることから、発表までは限定的な動きも考えられる。今回は、米雇用統計の予想外の大幅悪化や、英国民投票を控えていることから、追加利上げが見送られる可能性が高い。そして、議論もこの2点がメインとなることも予想される。注目は、雇用統計の結果に対する見解と、利上げの時期であり、特に声明や議長の発言から利上げ時期のヒントをつかみたい。

6/15の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

6月ニューヨーク連銀製造業景気指数

NY州の製造業の景況感などを指数化した経済指標である。製造業に関連した新規受注・雇用・在庫など、指数化された数値が発表される。数値はゼロが景況の判断の基準となる。
-4.95 -9.02
前回は、市場予想に反して大きく悪化となり、3ヵ月ぶりのマイナスとなった。大半の項目で悪化となり、3、4月に大きく改善した反動が出た可能性も考えられる。今回は、若干改善するものの、景気判断の基準となるゼロを下回ると予想されている。4-6月の米経済の改善が期待が高まっているだけに、注目したい。
21:30 米国

5月生産者物価指数(前月比)

米国内の販売業者の販売価格を調査し、算出した物価指数。特に、振れ幅の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が重要視されており、消費者物価指数(CPI)と同様にインフレ圧力を測る指標として注目されている。
0.3% 0.2%
前回は、市場予想を下回ったものの、3ヵ月ぶりのプラスに改善した。エネルギー価格の持ち直しが寄与しており、今回も改善が予想されている。食品や商業の改善が進めば、指数の押し上げる可能性もあるだろう。
翌3:00 米国

FOMC金融政策発表

FOMC(Federal Open Market Committee 連邦公開市場委員会)は、米国における金融政策の最高意思決定機関で、公開市場操作の方針を決定する委員会である。メンバーはFRBの議長、副議長を含む7名の理事と、ニューヨーク連銀総裁、地区連邦準備銀行の総裁4名の計12名から構成されている。
- -
月初の米雇用統計の予想外の悪化に加えて、英国のEU残留・離脱を問う国民投票を控えていることもあり、今回の追加利上げは見送られるとの予想がコンセンサスである。今回は、イエレンFRB議長の会見も予定されている。注目は、追加利上げの時期(7月、9月?)であり、そのヒントとなる声明や議長の発言に注目したい。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート1時間足

ユーロ/円は、2013年1月以来の安値をつけた後、ややもみ合いの展開が続いている。オシレーターのMACDでは価格と指数が逆行しており、下落基調からの反転が期待される形となっている。目先の上値のポイントとなる119.07を上抜ける場合には、一段の上昇となる可能性が考えられ、その場合には、トレンドラインや一目均衡表の雲下限近辺を目指す可能性も考えられる。下値のポイントは、2013年1月以来の安値である118.51、ここを下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

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