前営業日トピックス
東京市場では、日経平均株価が堅調な動きとなったことから、投資家のリスク選好に伴う円売りが優勢となった。ただ、その後は伸び悩む展開となり、日銀の黒田総裁の発言が伝わったことから、ドル/円は119円台を割り込む場面もあった。米国市場では、ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回る結果となったことや、米株価が上昇したことから、ドル/円も堅調な動きとなった。しかし、株価が一時マイナス圏まで下げる動きとなったことを受けて、反落となった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)日経平均株価が堅調な動きとなったことを受けて、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。ただ、その後は、終盤まで上値の重い動きが続いた。
(2)米消費者関連の経済指標が堅調な結果となったことや、堅調な株価動向を受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。
(3)株価が下落に転じ一時マイナス圏まで下げる動きとなったことから、ドル円・クロス円も上値の重い動きとなった。ただ、ドル/円はその後やや軟調な動きとなった。
本日のトピックス
週明けで序盤はやや小動きの展開が予想されるものの、中国のGDPなどの重要な経済指標の発表が予定されており、結果を受けて動きが出る可能性があることから注目したい。GDPでは、7%成長が維持できるのか注目されているが、市場では6.9%が予想されている。そして、中国経済に対する懸念が示される結果となる場合には、株価やオセアニア通貨が敏感に反応する可能性が考えられる。米国市場では、住宅関連の経済指標の発表が予定されている。また、タカ派の米当局者の講演が予定されており、発言内容にも注目したい。
10/19の注目材料
時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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23:00 |
10月NAHB住宅市場指数
全米住宅建築業者協会(NAHB)が加盟業者を対象にした一戸建て住宅の販売状況調査を基にした指数。50が判断の基準となり、50を下回ると住宅建設業者の多くが現況を「悪い」とみていることを示すことから、住宅市場の先行指標となる。
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62 | 62 |
前回は、2005年10月以来の高水準となった。今回は、高水準を維持する横ばいが予想されている。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート日足
NZドル/円は、日足ベースで一目均衡表の雲を上抜けて堅調な展開となっている。当面は、7-8月にもみ合いが続いたレンジを上抜けて一段の上昇となるのか、再びもみ合いの展開が続くのか注目したい。オシレーターのMACDでは、両線がゼロ・ポイントを上抜けて上昇継続シグナルとなっている。当面は、先行するラインが失速、下向きに転換するタイミングに注目したい。