前営業日トピックス
東京市場では、新規材料に乏しいものの、日経平均株価や上海株が堅調な動きとなったことから、円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。その後は、上海株の下落があったものの、海外市場に入ってからは、米FOMCの政策発表を控えて様子見ムードも強まり、小動きの展開が続いた。そして、注目されたFOMCでは、金利が据え置かれたことや、ハト派的見解などを受けて、ドルが主要通貨に対して下落する動きとなった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)日経平均株価や上海株が上昇したことを受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。その後、上海株が急落となったものの、影響は限定的となった。
(2)海外市場では、米FOMCの政策発表を控えて様子見ムードが強く、もみ合いの展開が続いた。
(3)FOMCで金利据え置きが決定されたことや、FRBの見解、FRB議長の会見がハト派的だったこと受けて、ドルは主要通貨に対して下落となった。
本日のトピックス
米FOMCで金利が据え置かれたことや、FRB議長の会見がややハト派的だったことから、利上げに対するセンチメントも弱まっており、ドルは上値の重い動きが考えられる。また、大型連休を控えた週末であることから、クロス円も限定的な動きとなる可能性が考えられる。ただ、午後には連休を控えた実需筋の動きが出ることも予想されるため、注意したい。米国市場では、前日に大きく動きが出たことから、比較的落ち着いた動きが続く可能性が考えられる。
9/18の注目材料
時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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23:00 |
8月米景気先行指標総合指数(前月比)
米国の民間調査機関のコンファレンスボードが発表する指標で、株価や金利、企業業績、マネー・サプライなど景気に先行して動く10種類の経済指標を指数化した経済指標。景気の方向性や転換点を判断する上で参考にされる。
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0.2% | -0.2% |
前回は、5ヵ月ぶりのマイナスとなり、住宅建設許可が大きく悪化した影響が色濃く出た。今回は、前回ネックとなった建設許可件数が改善したことから、プラスへの改善が期待されている。そして、市場予想でもプラスへの回復が予想されている。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート1時間足
ポンド/円は、上影線を付けてから上値の重い動きが続いている。MACDでも両線がデッド・クロス後下向き継続となっており、目先軟調な展開を示唆する形となっている。目先のサポートである186.68円を下抜ければ一段の下げが予測できる。一方、上値のポイントは、一目均衡表の基準線・転換線となり、そこを上抜けた場合には188.22円がポイントとなる。