お知らせ
2015/8/5よりマーケットトピックスがリニューアルとなりました。
引き続き、投資の際の参考資料としてご活用ください!
前営業日トピックス
アジア、欧州市場では、週末の米雇用統計などが意識され、狭いレンジ内の展開が続いた。そして、米国市場では、当局者の発言や米経済指標の結果を受けて、米国の利上げ時期に関する思惑が交錯する動きとなった。ただ、午後に入ると再び様子見ムードが強まり、終盤までもみ合いの展開が続いた。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)東京や欧州市場では、米国の雇用統計などを控えて様子見ムードが強く、狭いレンジ内の展開が続いた。
(2)パウエルFRB理事が「9月の利上げはまだ決まっていない」と発言したことから、早期の利上げ観測が後退し、ドルが売られる動きとなった。
(3)ADP雇用統計が市場予想を下回り、目安となる+20万人も下回る結果となったことから、ドルが主要通貨に対して売られる。
(4)米長期債利回りの上昇などを受けて、比較的堅調な動きとなる。
(5)ISM非製造業指数が2005年以来の高水準となったことや、雇用指数も2005年8月以来の高水準となったことで、米景気の先行き警戒感が後退して、ドル/円は6月8日以来の125円台乗せとなった。
本日のトピックス
米雇用統計の発表を翌日に控えて、マーケットでは様子見ムードが強まる可能性も考えられる。その中で、特に英国の金融政策発表には注目したい。米国に次いで利上げ期待が高まっているだけに注目が集まっている。米国市場では、雇用関連の指標があるが、反応は限定的だろう。ただ、当局者の発言などには注意したい。
8/6の注目材料
時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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20:00 |
英中銀 政策金利
英中央銀行(BOE Bank of England イングランド銀行 )MPC(Monetary policy committee 金融政策会合)は、毎月初旬に二日間の会合を行い政策金利などの金融政策を決定する。
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0.5% | 0.5% |
前回7月のMPC(金融政策委員会)は、全会一致となったが、利上げに関する議論があったことから、今回は、全会一致が崩れると予想されている。特に、利上げ支持派の2人が今回利上げ支持に回ることが予想されており、全会一致以外なら、マーケットでは利上げ期待が高まる可能性も・・・ | |||
21:30 |
新規失業保険申請件数
新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
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27.2万件 | 26.7万件 |
雇用統計発表週であるとこから、通常以上に注目度は増している。今回の市場予想は、前回から増加(悪化)予想となっていることから、結果には注目したい。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート1時間足
英ポンド/円では、オシレーターのMACDで両線の乖離幅が縮小しており、クロス間近である。クロスして両線が下向きとなる場合には、やや軟調な展開が予測できる。目先の下値のポイントは(1)194.43 (2)194.20 (3)193.96 近辺と考えられ、さらに下げが加速する場合には、一目均衡表の雲(上限193.63〜193.78、下限193.49〜193.74 8時〜21時)近辺までの下げも想定しておきたい。そして、19時(±2時間)には、相場の流れが転換又は加速する可能性が高まることも考えられることから、この時間帯の動きにも注目したい。上値のポイントは195.20、ここを上抜ける場合には、195.87が次のポイントとなる。
気まぐれ投資コラム
ローソク足は投資家の心理を表す(2)
※出所:FX総合分析チャート
コマ足は、投資家の不安心理を示す足型とされる。方向性に不安がある場合など、よくコマ足が続くケースがある。たとえば高値や安値の警戒感がある場合などにはよく出現する。たいていは、レンジ突破した方向性に動き出すケースが多いため、どちらに動き出すかがポイントとなる。