お知らせ
2015/8/5よりマーケットトピックスがリニューアルとなりました。
引き続き、投資の際の参考資料としてご活用ください!
前営業日トピックス
アジア市場から米国の雇用統計の発表を控えて様子見の展開が続いた。米国市場では、経済指標の結果を受けて動きも出たが、値動きは限定的となった。NYタイム午後には、米当局者の「9月利上げが適切な時期かもしれない」との発言を受けて、利上げ期待が高まり、ドルが主要通貨に対して上昇する動きとなった。
米ドル/円 10分足
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)ISMニューヨーク(22:45発表)が前回結果を上回り、2014年12月以来の高水準となる。これを受けてドルが上昇する。
(2)その後に発表された米製造業受注が予想通りとなったものの、IBD/TIPP景気楽観指数(23:00発表)が市場予想を下回る結果となりドル/円は反落。
(3)ロックハート・アトランタ連銀総裁が、インタビューで「9月の利上げが適切な時期かもしれない」と発言したことを受けて、米国の利上げが意識されドルが上昇。
本日のトピックス
週末の米雇用統計を占う上で重要な指標であり、ADPは雇用者数の伸び、ISMは雇用指数の結果に注目したい。特に、米雇用統計は、米国の利上げ時期を読み解くカギとされ、注目度も高い。雇用統計の前に発表されるこの2つの指標結果は、雇用統計の前哨戦といえそうだ。
8/5の注目材料
時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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21:15 |
7月米ADP雇用統計
ADP雇用統計は、民間の給与計算代行サービス会社であるADP(Automatic Data Processing)社のデータを用いて、マクロエコノミック・アドバイザーズ社が発表している雇用統計。2200万人の支払い給与の動向に基づき算出、米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されるため、米国雇用統計の結果を予想する上でよく参考にされる。
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21.5万人 | 23.7万人 |
前回からの低下が予想されているが、+20万人を上回るかどうかが最低ラインと考えられる。前回を上回る、+25万人を上回る場合にはやや楽観的な見方も・・・。ただ、+20万人を下回る場合にはやや失望も。 | |||
23:00 |
7月米ISM非製造業景況指数
ISM非製造業景気指数は、全米供給管理協会(Institute for Supply Management=ISM)が発表する米国の非製造業(サービス業)の景況感を示す指数。管理責任者に対するアンケートを集計した指数であり、50が景気の拡大・後退の判断基準であり、50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退と判断する。
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56.2 | 56.0 |
総合指数は、前回改善が示されているが、雇用指数は、2ヵ月連続で低下している。サービス関連の指標だけに、雇用統計の非農業部門雇用者数を見る上で注目されている。雇用指数が改善するか否かがポイントとなるだろう。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート1時間足
豪ドル/円では、1時間足においてオシレーターのMACDで両線がクロスし、両線下向きとなっていることから、目先軟調な展開が予測できる。下値のポイントは、(1)91.45(2)91.23(3)91.00近辺まで想定しておきたい。そして、その後は、MACDで両線がゼロライン手前で失速(価格は反転の可能性)するのか、ゼロラインを両線が下抜ける(下げ継続の可能性)のかにも注目したい。そして、一目均衡表では、PM2時から雲が上昇しており、その後はこの辺りが下値の抵抗ラインとなる可能性もあるだろう。上値のポイントは直近高値の92.03、ここを上抜ける場合には、一段の上昇となり、重要な上値ポイントの92.41が次のポイントとなる。
気まぐれ投資コラム
※出所:FX総合分析チャート
チャートを形成するローソク足は、様々な形があり、それぞれに意味を持っている。また、方向性を示すシグナルとなることもある。
上影線(実態と下ヒゲを足したものより上ヒゲの方が長い足型)
下影線(実態と上ヒゲを足したものより下ヒゲの方が長い足型)
相場の上限(上影線)や下限(下影線)近辺で出現する場合には、相場の流れが転換することがよくある。