【米FOMC後のドル買い・ユーロ売りが顕在化】
日経平均の反発を受け、ドルは対円、ユーロで買われた。この動きは欧州市場序盤から加速され、ドル円は124円前半をさらにじり高に。米国市場で発表された米GDP速報値は予想には届かなかったものの、前回値の上方修正に加え、雇用関連指標も予想より良い内容となった。ドル円は一時124.50超えまで買われたが、米10年債利回りの低下が重しとなり、上昇は一服した。一方、米国株式市場は企業決算が芳しくない内容となったことから下げる場面もあったが、後場から持ち直す展開となった。
(図1 白・・・ドル円、黄色・・・米10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価)
(出所:ブルームバーグ)
FOMC後にドル買いが進んでユーロ売りが活発化したため、ユーロは対主要通貨で下値を追う展開となった。一方、金利見通しが意識され、ポンドは対主要通貨で堅調に取引される場面もあったが、米国市場では上昇が一服した。
(図2 白・・・ユーロドル、オレンジ・・・ポンドドル、黄色・・・ユーロポンド)
(出所:ブルームバーグ)
上海株は引けにかけて下げ幅を拡大、結局2.2%安で引けたこともあり、豪ドル売りが欧州市場から加速し、下値を追う展開に。NZ住宅建設許可が予想外のマイナスに転じ、NZドルは上値が重く、軟調推移に終始した。
(図3 白・・・豪ドル米ドル、オレンジ・・・NZドル米ドル)
(出所:ブルームバーグ)