【米FOMCを直前にしたアジア・欧州・米国市場では、調整とみられる動きが先行した】
日本時間未明(午前3時)に発表された米FOMCの声明は、「労働市場は改善が続いた。雇用増加は堅調で、失業率は低下している」と指摘、前回までの声明文にみられた「いくらか=(somewhat)」という文言が削除された。インフレ率は、中期的に2%の目標に戻っていくと合理的に確信していると述べたが、今後の金融政策の変更時期について、具体的な言及はなかった。FOMC後の記者会見の間、ユーロドルは100ポイント近く下落した。
(図1 白・・・ユーロドル、黄・・・S&P株価指数先物、緑・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
FOMC後、主要国の株価下落は一時的な反応に留まっている事が確認できる。
(図2 白・・・S&P株価指数先物、黄・・・FTSE指数先物、緑・・・CME日経平均先物)
(出所:ブルームバーグ)
中国上海株が大きく下落した27日以降、徐々に株価のボラティリティが減少している事が確認できる。
(図3 白・・・VIX指数、黄・・・欧州STOXX指数、緑・・・日経ボラティリティ指数)
(出所:ブルームバーグ)
米エネルギー省(EIA)が発表した7/24時点の週間石油在庫が、85万バレルの増加予想に対し、420万バレル減少した事で原油が買われた。
(図4 白・・・WTI原油価格、黄・・・金価格)
(出所:ブルームバーグ)