【中国株が落ち着きを見せ、リスク回避姿勢も一旦緩む展開】
日経平均や中国株の軟調な動きに、ドル円は一時123円割れを伺う場面もあったが、中国当局による株価下支え策の維持表明に株価も落ち着き、リスク回避姿勢も後退、米長期金利の上昇とともにドルは買い戻される動きに。その後、米経済指標の強弱まちまちの内容に、ドル円は方向感の乏しい展開となった。一方、米国株式市場は前日の約半年ぶりの安値からの自律反発に加え、FOMCを前にしたポジション調整もあって上昇した。
(図1 白・・・ドル円、黄色・・・米10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価)
(出所:ブルームバーグ)
英GDP速報値が予想通りとなった安堵感や、大手保険会社の買収に絡むポンド買いの思惑に、ポンドは反発する一方、ユーロも対ポンドの売りに上値を抑えられ、前日来の上昇は一服した。
(図2 白・・・ユーロドル、オレンジ・・・ポンドドル、黄色・・・ユーロポンド)
(出所:ブルームバーグ)
中国の経済動向や資源需要と相関性の高い豪ドルは、中国株の下げ止まりから、足元では持ち直す展開となった。同じオセアニア通貨のNZドルも反発傾向を維持。
(図3 白・・・豪ドル米ドル、オレンジ・・・NZドル米ドル)
(出所:ブルームバーグ)