FOMC声明に反応したドル/円は、日経平均の下落幅の拡大も加わり、122円台中盤までの下落後も上値の重い展開が続いた。米国市場では、軟調なコアCPIも影響して122円40銭台までドル売りが一時進んだが、その後のフィラデルフィア連銀製造業景況指数や景気先行指数の改善を受け、ドルはやや持ち直した。一方、FRBによる利上げのペースが緩やかになるとの期待が広がり、米国株式市場は大幅に上昇した。
(図1 白・・・ドル円、黄色・・・米10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価指数)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロ買いの動きが欧州市場から加速し、対ドルで1.14ドル台を挟みながら上下動の激しい揉み合いに。また、押目買い意欲が根強いポンドも続伸、英小売売上高も予想を上回り、対ドルで一時1.5930ドル台水準まで上昇、堅調地合いが続いた。
(図2 白・・・ユーロドル、オレンジ・・・ポンドドル、黄色・・・ポンドユーロ)
(出所:ブルームバーグ)
豪ドルはドル売りの動きが強まる中で買い戻しが加速した。
(図3 白・・・豪ドル米ドル、オレンジ・・・原油先物)
(出所:ブルームバーグ)