【ドル高調整が継続、対円で一時124円を割れる場面も】
ドル/円は日本株安を背景に軟調に推移し、一時124円割れる水準まで下落したが、同水準でのドル買い注文の厚さが意識されたことや、米長期金利の上昇もあって持ち直す展開となった。一方、米国株式市場は全体的に様子見傾向が強く、レンジ内の動きが続いた。
(図1 白・・・ドル円、黄色・・・米10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価指数)

(出所:ブルームバーグ)
東京市場では、ユーロが対ドルで1.13ドル台半ばまで上昇する場面も見られたものの、欧州市場に入るとポジション調整による売りが優勢となり、ギリシャ債務交渉への警戒感もあり、不安定な動きが続いた。一方、英国では貿易赤字が予想以上の改善を見せたものの、ポンドの反応は限定的だった。
(図2 白・・・ユーロドル、黄色・・・独10年債利回り、オレンジ・・・ポンドドル)

(出所:ブルームバーグ)
豪ドルはNAB企業景況感・信頼感の好結果から一時上昇したものの、買いは長続きせず、レンジ内の動きに終始した。
(図3 白・・・豪ドル米ドル、オレンジ・・・原油先物)

(出所:ブルームバーグ)