【米ISM製造業景況指数の発表を受けて、ドル買いが加速】
昨晩発表された米ISM製造業景況指数は52.8と、3か月ぶりとなる高水準となり市場予想も上回る結果だった。その中でも、雇用指数が前月の48.3から、節目となる50を超えて51.7となった事が注目された。市場でも、米国の景気がやや勢いづいているとの見方が広がっており、ドル買い円売りの加速を促した。指標発表後の株安、ドル高、金利高への反応が確認できる。早めの利上げも意識した、素直な反応であったと思われる。
(図1 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、緑・・・S&P株価指数先物)

(出所:ブルームバーグ)
金価格は安値から20ドル近く上昇する場面も見せている。ISM製造業景況指数の発表後、株価の上昇局面で金価格が下落している事が確認できる。
(図2 金価格)

(出所:ブルームバーグ)
ISM製造業景況指数発表後の反応で、ドル円の上昇とともに、日経平均の上昇も確認できる。日経平均は足元で12連騰しているが、13連騰を達成するのかが気になる。
(図3 白・・・ドル円、黄・・・日経平均株価指数先物)

(出所:ブルームバーグ)
ドル円は、2007年のドル高値を明確に上抜けた。次の節目の一つとして、2002年3月29日の高値、132.73円を意識する事が出来る。
(図4 ドル円)

(出所:ブルームバーグ)
5日に予定されている石油輸出国機構(OPEC)の総会で、価格よりもシェアを優先のために生産量を維持するとの見方がある。
(図5 WTI原油価格)

(出所:ブルームバーグ)