【早期利上げ観測からの米長期金利の上昇もあり、対主要通貨でのドル買いが一段と進む】
米新規失業保険申請件数が依然低水準に落ち着いていたことが確認され、ドル円は米10年債利回りの上昇とともに120円台前半で堅調に推移。その後、米30年債入札が不調だったため、10年債利回りは一時2.0%近くまで上昇、ドル円も120円70銭を超える水準まで上昇。一方、アジア・欧州株価の上昇を受け、リスク選好が強まり、米株価も続伸した。
(図1.白・・・米ドル円、黄色・・・米10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価指数)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロや英ポンドなどの主要通貨の軟調さが目立ち、NY市場ではドル買いが一段と進んだ。
(図2.白・・・米ドル円、オレンジ・・・米ドルユーロ、黄色・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
大型のM&A報道を背景にしたポンド買いの流れも止まり、英国5月の総選挙後への展望が不透明なため、英長期金利の低下もあってポンドは大きく下落した。
(図3.ポンド米ドル 1分足)
(出所:ブルームバーグ)