【ドル円はドル全面高の流れで120円台を回復、債券・株式市場では ポジション調整も】
ドル円は120円台を回復して底堅く推移する一方で、9日朝の米FOMC議事録公表や1-3月期米企業決算発表が意識され、米国債券と株式にはポジション調整が見られた。
(図1 白・・・ドル円、黄色・・・米10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価指数)
(出所:ブルームバーグ)
豪中銀は一部で予想された追加緩和を見送り、現状維持の決定をしたことで豪ドルは発表直後に急上昇したものの、ドル高の流れが変わらず、その後、値を戻した。
(図2 白・・・米ドル/円、オレンジ・・・米ドル/ユーロ、黄色・・・米ドル/豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
ECBのバランスシートは、国債買い入れを通じた追加量的金融緩和によって膨らんでいることから、ユーロドルは再び上値の重い展開となり、3月13日の安値1.0463ドルを底値にして切り上げていた下値支持線を割り込む水準にまで下げてきた。
(図3 ECBバランスシート 日足)
(出所:ブルームバーグ)
(図4 ユーロ/米ドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
原油価格は2日連続して力強い反発を見せる中、資源国通貨の豪ドルとカナダドルの反応は限定的となっている。
(図5 白・・・原油先物、オレンジ・・・カナダドル/米ドル、黄色・・・豪ドル/米ドル)
(出所:ブルームバーグ)