【ECB理事会を控え、ヘッドライン相場が主導か】
欧州中央銀行(ECB)は、監督が行き届かない可能性があるとしてユーロ建て取引の決済機関をユーロ圏内に設置することを求めていたが、英国は通貨によって決済が分断されることを恐れ、英国の権利を守る訴訟を起こしていた。昨晩18時頃、この訴えに勝訴した報道が伝わると、ユーロが売られる場面が見られた。しかしユーロ売りは一時的で、相場を動かすヘッドラインに使われた可能性もある。
(図1 ユーロドル 5分足)
(出所:ブルームバーグ)
足元の節目と見られていた1月の安値を下回ってきた。本日のECB理事会の協議内容を受けた市場の反応が気になる。
(図2 ユーロドル 60分足)
(出所:ブルームバーグ)
連動しているほどではないが、各通貨ペア共にドル買いになっている事が確認できる。
(図3 白・・・ドル円、オレンジ・・・ドルユーロ、黄・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
米国10年債利回りと株価は、2月以降ともに上昇傾向にある。
(図4 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P先物)
(出所:ブルームバーグ)