【米1月FOMC議事録の内容は、想定されていた利上げ時期よりも慎重な内容】
1月28日開催の米FOMC議事録は、ドル高懸念に加え、不安定な国際情勢や緩慢な賃金上昇への懸念を指摘していた事が明らかになった。
株価は上昇、米国債利回りは下落し、緩和政策継続に素直に反応した事が確認できる。
(図1 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P指数)
(出所:ブルームバーグ)
表現の変化に対し市場参加者が過剰に反応する可能性を懸念しており、今後のイエレンFRB議長と市場のコミュニケーションの取り方が注目される。ほとんどの通貨に対しても、ドルが売られた事が確認できる。
(図2 白・・・ドル円、オレンジ・・・ドルユーロ、黄・・・ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
【株価、債券、為替ともに素直な反応を見せる】
米国債の保有高で、中国と日本の差が縮小しつつある。2010年以降、中国の米国債保有高が伸び悩んでいる事がわかる。
(図3 オレンジ・・・米国債保有高(中国)、白・・・米国債保有高(日本))
(出所:ブルームバーグ)
ユーロ/スイスフランは、更に上昇する様子がうかがえる。
(図4 ユーロ/スイスフラン 5分足)
(出所:ブルームバーグ)