【リスク回避の動きが一旦後退、本日の日銀会合後の黒田総裁会見に注目】
フィラデルフィア連銀総裁の前向きな発言を受け、米FRBの利上げ観測の高まりから債券利回りが上昇、米国10年債は1月半ば以来の2.15%台ドル円と米国株式の上昇が確認できる。
(図1 白・・・ドル円、黄・・・米10年債利回り、オレンジ・・・S&P500)
(出所:ブルームバーグ)
「ギリシャ政府が6ヵ月の融資延長を要請する」との報道が流れ、ギリシャ支援問題の進展期待からリスク回避志向が後退。独国債の売りとともに、ユーロは1.1400付近で底堅い値動きに。
(図2 白・・・独10年債利回り、オレンジ・・・ユーロドル)
(出所:ブルームバーグ)
前日の20年債入札の結果が順調であったことに加え、本日の日銀政策決定会合に続く黒田総裁会見に対する期待感から、本邦国債が買い戻される展開に。
(図3 本邦10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
【金価格の推移はドル円の動きの判断材料に?】
対ドルでは円が金とともに動いていたことが確認できる。金価格の推移は中国旧正月前の需給要因も関係した可能性もあるが、しばらく円の動きの判断材料の一つになるかもしれません。
(図4 白・・・円ドル、オレンジ・・・金)
(出所:ブルームバーグ)