【ECB量的緩和決定やギリシャ総選挙など、ユーロを取り巻く材料が相場を牽引】
ギリシャの総選挙で急進左派連合(SYRIZA)勝利との報道で、ユーロ売りの動きが強まっている。公式な結果発表はまだだが、既にユーロドルは、11年ぶりの水準まで下落してきた。
(図1 ユーロドル 週足)

(出所:ブルームバーグ)
各国の利回りが低下する場面が見られたが、米国債とイタリア債の利回りが反発しているのに対し、ドイツ債利回りは低水準のままにある。
(図2 白・・・ドイツ10年債利回り、オレンジ・・・イタリア10年債利回り、黄・・・米国10年債利回り)

(出所:ブルームバーグ)
ドイツ10年債利回りは歴史的に見ても低水準にあるが、更に低下しようとしている。
(図3 ドイツ10年債 月足)

(出所:ブルームバーグ)
対ドル比較で、豪ドルとユーロは同方向に動いているのに対し、ドル円は反対の値動きをみせている。
(図4 白・・・ドル円、オレンジ・・・ドルユーロ、黄・・・ドル豪ドル)

(出所:ブルームバーグ)
ユーロドル相場の影響を受けた、ユーロ円相場の動向が気になる。ユーロ円は、昨年12月から僅か2か月で約20円動いたことになる。
(図5 ユーロ円 週足)

(出所:ブルームバーグ)