【WTI原油が50ドル割れ】
WTI原油価格は、下落を再開し50ドルを割れてきた。
(図1 WTI原油(ドル建て) 週足)
(出所:ブルームバーグ)
原油価格が下落する場面で、ドル円やS&Pも下落した。
(図2 白・・・ドル円、黄・・・WTI原油(ドル建て)、オレンジ・・・S&P株価)
(出所:ブルームバーグ)
米国10年債利回りとS&P株価を比較すると、原油価格が下げ足を速めた21時頃に、下落と反発のタイミングが一致している事が確認出来る。原油価格が米国の物価上昇と今後の金融政策に与える影響を想定しての反応か。
(図3 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価)
(出所:ブルームバーグ)
【エネルギー価格下落によるデフレ懸念と追加緩和が意識されユーロは下落】
ユーロドルは、200月移動平均線を明確に割れた。原油安とユーロ圏の弱い物価上昇から、ECBの追加緩和期待が強まっている。現状に歯止めをかける材料が出ない限り、更なるユーロの下落が想定される。
(図4 ユーロドル 月足)
(出所:ブルームバーグ)