【米ISM製造業景況指数の悪化で一時ドル安】
年明け1月2日の外国為替市場は、ドル高で始まった。
相場の薄い中、ISM製造業景況指数の結果が市場予想を下回った為にドルが大幅に売られる場面があった。
(図1 白・・・ドル円、オレンジ・・・ドルユーロ、黄・・・米ドル豪ドル)

(出所:ブルームバーグ)
米ISM製造業景況指数の発表後、株価が下落し債券利回りも低下した。
(図2 白・・・ドル円、オレンジ・・・S&P株価、黄・・・米国10年債利回り)

(出所:ブルームバーグ)
【大きな潮流はECBの追加緩和期待の拡大によるユーロ安ドル高】
ドラギECB総裁は「物価安定の責務が果たせないリスクが半年前よりも高くなっている」と述べ、ECBが金融政策を変更する用意がある事を強調した。追加緩和が改めて意識されたことでユーロ売りが加速、ユーロ/ドルは1月5日早朝に1.20ドルを割った。2010年6月7日安値1.1876ドルが、節目として意識される。
(図3 ユーロドル 週足)

(出所:ブルームバーグ)
原油価格は、2009年の水準まで下落している。
(図4 WTI原油(ドル建て))

(出所:ブルームバーグ)