【欧州中央銀行の今後の金融政策を示す発言に、市場は敏感に反応】
昨日、欧州中央銀行(ECB)理事会後の総裁の記者会見が始まって以降、今後の金融方針を指し示すドラギ発言に市場は敏感に反応した。
市場参加者の一部に追加緩和を期待する声もあったが、ドラギ総裁が「1月に新たな措置を決定するとは限らない」など、追加緩和に否定的とも取れるメッセージが出ると、ユーロが買われる場面があった。
(図1 白・・・米ドル円、オレンジ・・・ドルユーロ、黄・・・米ドル豪ドル)

(出所:ブルームバーグ)
昨日のロンドン市場は、オープンから債券利回りが上昇して始まった。
ドラギ総裁の記者会見後も、調整を経てさらに上昇した。
(図2 白・・・イタリア10年債、オレンジ・・・ユーロドル、黄・・・スペイン10年債)

(出所:ブルームバーグ)
ユーロ/ドルの月足チャートは、200月単純移動平均線で跳ね返されている事がわかる。
重要な節目のひとつとして認識されている可能性がある。
(図3 ユーロドル/月足)

(出所:ブルームバーグ)
ドル/円は120円を突破したものの、再び119円台に戻っている。
(図4 ドル円/3分足)

(出所:ブルームバーグ)