【豪ドルが4年ぶりの安値水準へ下落】
先週末の中国の利下げで急騰した豪ドルだったが、今週に入ってから続落し対米ドルで4年ぶりの安値水準に値を下げる展開になっている。
(図1:豪ドル米ドル 10分足)
(出所:ブルームバーグ)
この豪ドル米ドルと歩調を合わせるように値を下げているのが、原油、鉄鉱石などの商品価格。原油価格も4年ぶりの安値水準にまで下落した。
(図2:WTI原油・・・白、鉄鉱石先物・・・オレンジ、豪ドル米ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
原油価格はOPEC総会を前に一段の下落。減産合意を得るのが難しそうだとの思惑に売りが加速している。
(図3:WTI原油 日足)
(出所:ブルームバーグ)
中国大連先物市場で取引されている鉄鉱石先物価格も下落が続く。オーストラリアの主要な輸出品である鉄鉱石価格の下落は同国経済への影響度が高いとあって、豪ドル売り材料として意識される。
(図4:鉄鋼石先物 日足)
(出所:ブルームバーグ)
豪ドル米ドルは、次の下値目安として0.8000ドル レベルが視野に入ってきた。
(図5:豪ドル米ドル 週足)
(出所:ブルームバーグ)