【ドル円115円台に乗る】
日銀のサプライズ追加緩和以後に円売りが続くドル円だが、早くも115円台に乗せてきた。6日の東京市場では、115円台から後場に入って急落し、短時間のうちに1円以上の下落となる高ボラティリティの相場展開となる。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
このドル円反落のきっかけとなったのは日経の急落。
東京市場の後場も上げたまま始まったが、突然日経平均指数が急落し始めると追いかけるようにドル円も急落している。
(図2:ドル円・・・白、日経225先物・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
その後、米国市場に入ると米国株価指数は続伸して史上最高値を更新。米金利も上昇したことからドル円も買い戻しが進み再び115円台を回復した。
(図3:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ECB理事会後のユーロは、年初来安値を更新。
(図4:ユーロドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルはドラギ総裁の記者会見を受けて急落。前日にECBメンバーでもあるユーロ圏各国中銀総裁間との確執報道があったばかりだが、そうした懸念を打ち消すような会見内容からユーロ売りに転じた。
(図5:ユーロドル 1分足)
(出所:ブルームバーグ)