【米FRBのQE3終了決定にドル買い】
2012年9月にスタートした米FRBのQE3終了が、29日の米FOMCで決定した。事前に予想された通りではあったが、市場はドル買いに反応し、ドル円相場も109円目前まで上昇。ドルは対ユーロ、豪ドルでも上昇した。
(図1:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
注目は米金利動向。米10年債利回りはFOMC前から上昇を見せていた。しかし、FOMC決定発表直後に急騰した後は直ぐに値を下げる展開となる。
(図2:米10年債利回り 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
108円台前半でこう着状態だったドル円はFOMC直後に109円寸前まで急騰後、大きな反落もなく高値で引けていった。
(図3:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
米金利の上昇が先行し、ドル円がそれに追随するという最近の動きを見る限り、この後ドル円も修正の下落となる可能性が高い。
(図4:ドル円・・・白、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)