【低下の続く円金利】
29日の為替市場では、21:30に発表された9月米耐久財受注が予想を下回るマイナス1.3%となり、ドルは主要国通貨に対し売られる展開となる。その後米金利の上昇に反応し対円では値を戻し108円台で引けた。
(図1:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
22時頃から米金利が上昇し始めると、ドル円も買われ急落前の水準まで値を戻し108円台を回復した。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
10月に入り急落したものの、その後反転上昇中のドル円相場だが、米FOMCを前にしてその上昇ペースも弱まっているが、注目されるのは次の展開だ。ドルの上昇継続か、再び下落トレンドの開始となるのか、FOMC後に期待。
(図3:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円の変動要因は、海外の材料ばかりが取沙汰されていたが、最近は国内の低下が続く円金利が円売り要因として注目されている。図4は、日本2年債利回りで10月に入り低下傾向にある。ドル円の方向感を探るのに要注目。
(図4:日本2年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)