【マーケットは米国市場で落ち着きを取り戻す】
昨日、米国市場での金利と株価の急落を受けて105円台にまで下落したドル円は、16日のマーケットで下落トレンドが継続するか、反転の動きを見せるか注目されていたが、結果は米国市場でのマーケットの落ち着きを確認した後、値を戻し106円台を回復することとなった。
(図1:ドル円 1分足)

(出所:ブルームバーグ)
図2の通り、欧州株式市場が下落スタートとなったことを受けて、ドル円も引き続きリスクオフムードが継続した。しかし、米国市場に入り、米国債利回りが上昇した上、株式市場も先日のようなパニック的な売りが見られなかったことを受けて、ドル円も買戻される動きとなった。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)

(出所:ブルームバーグ)
15日のマーケット、株式市場やドル円の下落に目を奪われがちであるが、安全資産買ということで、米国債券への買いが強烈に入り、出来高も過去最高となっていた。
(図3:米国債券出来高推移)

(出所:ブルームバーグ)
15日には2%の節目を下回る低下を見せた米10年債利回り、16日には急回復。ドル円の動向チェックの上で最も意識してモニタリングしておきたいマーケットの一つである。
(図4:米10年債利回り 日足)

(出所:ブルームバーグ)