【米金利が再び低下、ドル売りも継続】
7日の金融市場は、株式市場が全面的に下落、米10年債利回りも2.3%台まで再び下落、為替市場でも前日からのドル売りが続く展開となった。
(図1:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円、株価指数、金利はそろって右肩下がりの動きを見せた。IMFが2015年の世界経済成長見通しを前回の4%から3.8%への下方修正を発表。これも下落のペースを速める要因となった。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
月曜日からのドル売りの流れが続く。米ドルの下落時は、豪ドルに対する変化が先行する傾向がある。米ドル上昇時には資源国、新興国に対する上昇が目立っただけに、その反動の可能性が高い。
(図3:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
7日は世界的に株式市場が大きく下落していたが、最近は欧州株価の下落が目立つ。図4は独DAX指数であるが、9000の大台を下抜くと支えを失って下落ピッチが速まりそう。
(図4:独DAX指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
米国株価指数をラッセル指数でみると、年初来高値からは10%以上の下落率となり、足元軟調推移。
(図5:米ラッセル指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
足元では2,000で上値を抑えられているが、このまま上昇を維持出来るかに注目が集まる。本指数も下げ足を早めると、市場のセンチメントも大きく変わり、円買いのペースが上がる可能性もある。
(図6:米S&P500指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)