【9月は米ドル上昇相場】
104円台からスタートした9月のドル円は、110円目前までの上昇となった。ほぼ一本調子の上昇が続いたことで、高値警戒感も出て来ているが、今回の相場は円売りというよりドル買いの側面が強い。
(図1:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ドルは対ユーロでも上昇、ユーロドルは4%を越える下落率。
(図2:ユーロドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
9月の豪ドル米ドルは、6%を越える大幅な下落率となった。新興国、資源国通貨の売りが強かったことがうかがえる。
(図3:豪ドル米ドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ドルの対円、ユーロ、豪ドルの動きでみると、ドル買いトレンドが明白だ。
(図4:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
図5のドル指数日足チャートは、7月に始まったドル買いトレンドが9月に加速、9月の上昇率は実に4%を越えている。修正場面もなく上昇している相場展開だけに、10月は高値警戒感による反落に警戒が必要かも知れない。
(図5:ドル指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)