【ドル買い小休止、ドル円109円挟みに】
9月入り早々、年初来のレンジを上抜けて、買いに勢いがついたドル円は、はやくも109円台到達。大台替わりの110円を目前に利食いの流れが続くのか、一気に110円台へと買い進むのかが今週の注目だ。
(図1:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円はリーマンショックによる急落前のレベル110円台手前まで回復してきた。
(図2:ドル円 週足)
(出所:ブルームバーグ)
9月入り後のドル円上昇は、円売りというより米ドル買いによるもの。図3のドルインデックス日足チャートから、米ドルの上昇が確認できる。
(図3:ドル指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
【豪ドルと金価】
豪ドルも対米ドルでの下落が続く。こちらも9月に入り4月以降続いていたレンジ下限を下抜けて下落。年初来安値レベルまで到達しそうな勢い。
(図4:豪ドル米ドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
9月に入り各市場のボラティリティは上昇傾向だが、それに伴って市場間の相関性も再び強まってきた。豪ドル・米ドルでは、金市場との価格相関性の高まりが確認できる。米国のQE終了を前に、商品価格は下落傾向にある。商品価格の動きは豪ドル相場の展望する上で要チェックだ。
(図5:豪ドル米ドル・・・白、金・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)