【ユーロ圏指標悪化も欧州株価堅調でユーロ反発場面も】
14日発表された欧州Q2GDPは、事前予想の通り弱い結果となり、ユーロ圏18ヶ国GDPはゼロ成長。独はマイナス0.2%となった上に物価上昇率もECBがターゲットとする2%を大幅に下回る水準となった。日本型の経済後退への懸念が強まる。
(図1:ユーロ圏前期比GDP推移)

(出所:ブルームバーグ)
(図2:独前期比GDP推移)

(出所:ブルームバーグ)
弱い指標内容だったものの、独株価指数は足元での反転上昇の流れを継続。
(図3:独DAX指数 日足)

(出所:ブルームバーグ)
株式市場への資金流入と同時に、独国債も買われ10年債利回りは一時1%を下回る場面もあった。
(図4:独10年債利回り 日足)

(出所:ブルームバーグ)
ユーロドル相場は、GDP結果にも崩れることなく、足元は底堅い展開。5月に下落、6月が小休止、7月再び下落、8月に再度小休止の順番か。
(図5:ユーロドル 日足)

(出所:ブルームバーグ)
その他の注目通貨ペアは、豪ドル円。雇用統計の悪化を受けた下落は200日移動平均線で止まり、足元反転中。
(図6:豪ドル円 日足)

(出所:ブルームバーグ)
豪ドル円は急落前の水準まで値を戻した。引き続きレンジ相場が維持されている中で、次の上値目標は96円。
(図7:豪ドル円 日足)

(出所:ブルームバーグ)