【ドル円は、堅調な株価に支えられて上昇】
米国市場のドル円は、事前予想を下回る米小売売上高を受けて20銭ほどドル売りに。13日の安値レベルに値を下げるが、株価の上昇につれたドル買いとなり、102.50の節目を上抜け、この日の高値レベルに値を上げた。
(図1:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
13日の市場での注目は、ドル円と米10年債利回りの値動き。図2のように足元ではドル円、米金利、米株価指数は相関性を保ちながら上昇している。しかし、米小売売上高発表直後の下落から、ドル円は株価とともに反転上昇しているが、米金利は上昇なく他の金融市場との乖離が起こっているように見える。
(図2:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
【豪ドル円は、終日上昇地合いを維持】
13日の市場でもう一つ注目だったのが豪ドル円。豪ドル円は、アジア市場から欧州市場クローズまで終日にわたり上昇を続けた。
(図3:豪ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
この上昇相場の前、豪ドル円の下落は7日の豪雇用統計から始まっており、下落が始まった95.50が戻り目標値。
(図4:豪ドル円 10分足)
(出所:ブルームバーグ)
豪ドル円でもテクニカル上の節目が機能している様子。200日移動平均線が下値のサポートとして意識される。
(図5:豪ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)