【アジア市場で上昇、米国市場で下落したドル円相場】
7日のドル円相場は、アジア市場で日本株に絡んだ情報でドル上昇となるも、米国市場では地政学的リスクから再び円買いの展開となる。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
アジア時間で、GPIFの日本株投資配分を現在の12%から20%へ引き上げとの報道に日経平均株価指数が上昇を見せ、ドル円も買われる展開となった。
(図2:ドル円・・・白、日経平均株価指数・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
米国市場でウクライナ情勢悪化の地政学的リスクの高まりとともに米株価指数、米金利が共に下落し始めると円買いも強まる展開となった。
(図3:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円相場への影響力が強い米金利が再び下落基調。
(図4:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
世界的に国債を買う動きが強く、独2年債利回りが一時マイナス圏に低下した。
(図5:独2年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
主要国の国債買いと並行して安全資産の金買いも継続。
(図6:金 3分足)
(出所:ブルームバーグ)
金価格の上昇は円の価値にも影響している。図7は、円ドルと金価格の動きを重ねているチャート。ドル円の取引にも市場のリスクモードの把握が必要。
(図7:円ドル・・・白、金・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)