【NYダウ300ポイント超の下落もドル堅調な円相場】
7月31日の金融市場は、欧米の株式市場が大幅に下落し、NYダウ平均株価指数は、300ポイント超の下落幅となり、今年初頭レベルまで下落した。新興国通貨も売られ、市場はリスクオフ・モードに転換。
(図1:ダウ平均株価指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
株式市場が大幅な下落となれば、リスク回避によって円が買われるのが常だが、31日は前日の円売りから到達した102円台の後半を維持。いつもとは違って、円買いとはならなかった。これには、米金利が高めに推移していることが影響している部分もあると思われる。
(図2:ドル円 3分足)
(出所:ブルームバーグ)
株式市場が下落する一方で金利の低下もなく、ドル円も前日にドルが上昇したレベルを維持した。
(図3:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
30日のGDP後の上昇で節目となっている200日移動平均線を上抜けてきた。本日は米雇用統計の発表があるが、下値の目安はその200日移動平均線上の102.19。上値は103円台。
(図4:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)