【豪ドルが上昇、NZドルは下落】
変化が少ない為替市場で、昨日からオセアニア通貨が大きく動いている。アジア時間には豪ドルが上昇、日が変わった24日早朝はNZドルが急落している。二つのオセアニア通貨が好対照の動きを見せている。
豪ドルはアジア時間に発表されたCPIの内容が良かったことから上昇。豪ドル円はそのまま終日にわたって上昇を続ける展開となった。
(図1:豪ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
24日早朝は、NZ中銀の政策金利発表があり、予想通り0.25%の利上げとなった。直後に発表された声明に「為替相場の水準は正当化できず、持続不可能」とありNZドルは下落。NZ円は短時間のうちに1円近い下落となった。
(図2:NZ円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
豪ドル円は96円半ばで上値が抑えられている。上昇を続けて上値を抜けるか、再び上値が抑え込まれるのかが今後のポイント。
(図3:豪ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
NZ円は7月の90円の上値突破挑戦に失敗し下落開始か。
(図4:NZ円 日足)
(出所:ブルームバーグ)