【上値が切り下がりながらもレンジ相場の続く米ドル/円】
東京市場が祝日で休場になった21日の為替市場は、米ドル/円が欧州市場入りしてから米ドルがじり高となった。1日の値幅は20銭程度と大きくはないが、相関性の高い米10年債利回りが下落する中、主要通貨に対し米ドルが堅調となる展開。
(図1:米ドル/円・・・白、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
2014年はこれまでレンジ相場が続く米ドル/円市場だが、4月以降は上値が徐々に切り下がりつつある。
(図2:米ドル/円 120分足)
(出所:ブルームバーグ)
米10年債利回りも2014年は年初の水準からは低下傾向にある。5月に付けた2.40%レベルを下抜けると、更なる低下も予想される。
(図3:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
日経平均株価指数は足元では15000〜15500のレンジを形成中。
(図4:日経平均株価指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
米ドル/円は日経平均株価指数との相関性も強い。日経平均がレンジの上限、下限それぞれを抜けてくる場面では、米ドル/円もつれて動き出す可能性が高い。
(図5:米ドル/円・・・白、日経平均株価指数・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)