9月20-21日のFOMCにむけて、1)今週8月26日(日本時間23時00分〜)のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演、2)9月2日の米8月雇用統計、3)9月13日に発表される米8月消費者物価指数などの重要イベントがFRBの金融政策に及ぼす影響を考慮しつつ、ドル円の方向性を探る展開が予想されます。
7月FOMC後の会見でパウエルFRB議長は、インフレは受け入れ難いほど高いとの認識を示しつつ、9月FOMCはデータ次第であり、注意深く判断する意向を明らかにしました。
直近の主なFRB幹部の発言
「年末までに3%を小幅上回る水準に金利引き上げ望む」
「9月FOMCでは0.5%か0.75%の利上げが妥当」(サンフランシスコ連銀総裁)
「9月FOMCでは0.75%の利上げ支持に傾く」(セントルイス連銀総裁)
「景気後退でもインフレの緊急低下が必要」(ミネアポリス連銀総裁)
「FRBは景気後退リスクでもインフレ抑制の決意」(リッチモンド連銀総裁)
26日、23時(日本時間)からのパウエルFRB議長の講演で、核となるメッセージが「断固たる決意でインフレ抑制に取り組み、短期的な経済成長より、インフレ抑制を最優先する姿勢」を強調する内容となるか注目されます。
今週26日のパウエル議長の講演時点で8月雇用統計(9月2日発表)の数値を既に把握しているか不明ですが、7月の雇用統計では堅調な米労働市場を確認しているだけに、ある程度の下振れは許容範囲となると思われます。一方、予想以上に堅調な数値が継続することになれば、9月20-21日のFOMCで0.75%の利上げ観測が高まることになるだけに、注目されます。

- 出所:米労働省予想値は8/22時点
さらに、かなり先になりますが、9月13日発表の米8月消費者物価指数が7月に続き、2ヵ月連続で鈍化するか、9月の利上げ幅を占う上で注目されます。

- 出所:米労働省

- ※出所:SBIリクイディティ・マーケット
1)先週末19日に日足・雲の上限(136円31銭)を上抜けたほか、今週前半にも日足・転換線(134円55銭)が基準線(134円63銭)を上抜けるゴールデンクロスを達成すると見込まれることから7月14日の高値(139円39銭)を目指して一段高となるか注目。
2)雲の上限(136円31銭)を下抜けた場合、日足・基準線(134円63銭)を下値支持線として下げ止まるか、さらに、パウエルFRB議長の講演が予想以上にハト派色の濃い内容となり、米長期金利が低下基調に転じた場合、雲の下限(132円87銭)まで調整が進むか、下値メドとして注目されます。
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