AUDJPY
5日の豪中銀政策委員会では、市場予想通り、政策金利を0.5%引上げ1.35%としたほか、声明では追加利上げを示唆。しかし、事前の予想通りとなったほか、声明も前回6月の会合の内容を踏襲するもので新味に欠けたこともあり、一旦の材料出尽くしとして対ドルでNY市場中盤にかけて0.6762ドルへ下落するなど、前日の上昇分を全て吐き出す軟調な値動きを継続。また、対円でも91円74銭まで下落したものの、4日の91円59銭、1日の91円43銭を手前に下げ止まるなど、日足・雲の上限(91円52銭)が下値支持線として下げ止まるなど、連日で下値を切り上げNY市場終盤にかけて対ドルで0.6803ドルまで反発したほか、対円でも92円47銭まで反発し、92円37銭で5日の取引を終了。
大手豪銀オーストラリア・ニュージーランド銀行は8月の政策委員会でも0.5%の利上げを決定すると予想して従来の0.25%の利上げ予想から上方修正したほか、9月と11月にそれぞれ0.25%の利上げが見込まれるとして年末の政策金利が2.35%に達するとの見通しを維持。豪金利先高観は豪ドルのサポート要因であるものの、1)既に織り込み済みであること 2)世界経済の減速懸念によるリスク回避ムードが根強いとの懸念 3)米豪の金利差拡大観測などを背景に対ドルでの下押し圧力が強いとの見方も聞かれるのが現状。
一方、豪ドル円の動向に大きな影響を及ぼす可能性のある注目イベントとして1)来週13日に発表されるNZ中銀政策委員会(市場予想は0.5%の利上げ 2.0%⇒2.50%)での声明が予想以上にタカ派的な内容となるか 2)来週14日に発表される豪6月雇用統計で労働市場の堅調な状況が確認されるか 3)7月27日に発表される豪4-6月期消費者物価指数がインフレ圧力の高い状況を確認するか、これらの結果を受けて豪中銀の8月以降の利上げペースを加速させるとの思惑につながるか注目。
- ※出所:SBIリクイディティ・マーケット
豪ドル円は6月8日の高値(96円88銭)と6月22日の高値(95円30銭)を結んだライン(1)(現状:93円68銭)を上値抵抗線として意識される上値の重い値動きとなるか、この水準を上抜け日足・基準線(94円15銭)を回復し、6月22日の95円30銭を目指して反発に転じるか注目。一方、7月1日(安値:91円43銭)以降、下値を切り上げているほか、日足・雲の上限(91円52銭)を割り込むことなく下げ止まっており、来週以降の雲の上限の上昇に沿って反発するか注目。
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