FRB要人の発言に注目
22日午前4時00分にウィリアムズNY連銀総裁が基調講演を行う予定のほか、同日にパウエルFRB議長が米議会下院委員会で議会証言を行うなどFRB要人らの発言に注目。
先週のFOMC以降、新興国通貨は米金融政策がタカ派方向へ修正されるとの観測が一段と強まったことから、米国など主要各国中銀の低金利政策長期化観測に支えられてきた新興国通貨に対する下方修正圧力が強まる結果に。さらに、米利上げ開始時期の前倒し観測の強まりが、金属等主要商品市況に下押し圧力をもたらしていることも一部新興国通貨安要因として意識される展開。
今週連日で予定されるFRB要人の発言を受けて、米長期金利やNYをはじめとする主要各国株式市場の動向が今週の新興国通貨の方向性を左右するカギとなる可能性有。
①ZAR/JPY
- ※出所:SBIリクイディティ・マーケット
・ 昨年4月24日の安値(5円60銭)と昨年8月10日の安値(5.96円)を結んだライン①
・ 昨年6月10日の高値(6.55円)を起点にライン①と平行に引いたライン②
① 週足・転換線(7.84円)やライン②のを下抜けており、早期にこれらの水準を回復できるかあるいは200週移動平均線(7.54円)を下回ると週足・基準線(7.41円)まで下落する可能性もあり要注意。
② 今週23日発表の5月消費者物価指数(予想:前年比+5.1%)を受けて、年内の利上げ観測が高まるなどランド反発のきっかけになるか注目。
②BRL/JPY
- ※出所:SBIリクイディティ・マーケット
・4月14日の安値(18.87円)と5月24日の安値(20.10円)を結んだライン①
・4月29日の高値(20.33円)を起点にライン①と平行に引いたライン②
① ライン②や日足・転換線(21.65円)を下回ったことからこれらの水準を早期に回復することができるか注目。これらの水準が上値抵抗線として意識された場合、6月14日の安値(21.24円)を目指して一段安となる可能性もあり注目。
② 24日発表の6月消費者信頼感指数や雇用者数の発表が感染拡大の影響を受け、ブラジル中銀の追加利上げ観測に対する否定的な結果となれば一段安の可能性となる一方、予想を上回り利上げ観測を裏付ける結果となれば反発に転じる可能性もあり、日足・転換線やライン②の回復につながるか注目。
③MXN/JPY
- ※出所:SBIリクイディティ・マーケット
① 日足・転換線および基準線、日足・雲の上限(いずれも5.45円)、さらに5月4日の安値(5.37円)と6月4日の安値(5.44円)を結んだライン①を下回るなど下落基調を継続。
② 3月8日の安値(5.02円)と6月9日の高値(5.58円)の50%水準が5.30円となり、この水準を手前に下げ止まっているものの、今週の米FRB高官らの発言を受けての米長期金利の動向次第では一段と下落する可能性があり、日足・雲の下限(5.27円)、さらに前述の高値・安値の38.2%にあたる5.23円まで一段安となるか注目。一方、反発に転じた場合、61.8%(5.37円)、日足・雲の上限や転換線・基準線(5.45円)が上値メドとして注目。
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