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2019-10-17 19:30:46

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米5月雇用統計に続き、年内利下げ観測に影響を及ぼす注目指標は?

2019/6/11
提供:SBIリクイディティ・マーケット社

5月雇用統計結果のポイント

  12 1 2 3月 4月 5
非農業部門 雇用者数(万人) 22.7 31.2 5.6 15.3 22.4 7.5
失業率(%) 3.9 4.0 3.8 3.8 3.6 3.6
時間給賃金 前月比(%) 0.4 0.1 0.4 0.2 0.2 0.2
時間給賃金 前年比(%) 3.3 3.2 3.4 3.2 3.2 3.1
  • ※出所:SBIリクイディティ・マーケット

・就業者数は7.5万人増へ鈍化、2月の鈍化は悪天候だったが今回は景気減速懸念?
・失業率は2ヵ月連続で3.6%と、1969年12月以来、49年4ヵ月ぶりの低水準を維持
・米10年債は2017年9月以来の2.05%台へ、2年債も2017年12月以来の1.77%へ低下
・景気に左右されにくい教育・ヘルスケアの雇用が2.7万人(4月7.3万人、3月7.2万人)
・NYダウの週間の上げ幅は、過去2番目の大きさとなる1,168ドル、早期利下げ観測が支援

非農業部門雇用者数(万人)の推移

https://a248.e.akamai.net/f/248/29350/7d/pict.sbisec.co.jp/sbisec/images/base/g_market_report_fx_toku_190611_01.gif
  • ※出所:米労働局

失業率(%)の推移

https://a248.e.akamai.net/f/248/29350/7d/pict.sbisec.co.jp/sbisec/images/base/g_market_report_fx_toku_190611_02.gif
  • ※出所:米労働局

労働市場の減速は一時的か?

1.米企業・政府系機関による5月の人員削減計画が前月比46%増の5.85万人

2.雇用DI(雇用を増やした企業、減らした企業を指数化)は54.8と約2年ぶりの低水準

3.本意ではなくやむなくのパートタイム職や職探しを諦めた人も含む広義の失業率は7.1%、前月の7.3%から低下。年初の8.1%から低下傾向を継続

4.内需に関係深い民間サービス部門の雇用は前月(17.0万人増)から8.2万人増へ鈍化

5.労働市場が企業の設備投資の減速などの影響から新たなトレンド形成に転換した可能性もあり、2-3ヵ月の傾向を確認する必要 ⇒利下げ時期を模索する材料に

6/18-19のFOMCに向けて

今回の雇用統計を受けて、米10年債利回りは一時2017年9月以来の2.05%台へ、2年債利回りも一時2017年12月以来の1.77%へ低下、さらに米短期金利は既に25bp=1回とした場合、向こう1年間(2020年6月まで)に3回以上の利下げを織り込む水準まで低下しました。

具体的には、今回の雇用統計後に、6月利下げ確率は前日の20%から35%へ上昇したほか、7月までの利下げ確率は79% 9月は90%へ上昇しました。

2年債利回りは、FF金利の誘導目標(2.25〜2.5%)の下限から0.5%程度低い水準に迫り、FRBによる年内2回以上の利下げを示唆しています。

また、6月のFOMC では景気・インフレの見通しが示される中、3月時点からの下方修正が予想されるほか、米国経済の減速リスクに対してどのような表現で声明文に盛り込むのか注目されます。

年内利下げ観測に影響を及ぼす注目指標は!?

先週末の5月雇用統計での時間給賃金に続き、6/11に5月卸売物価指数、6/12に消費者物価指数、6/13に輸入物価指数が発表されることから、FRBの年内利下げ観測に影響を及ぼす可能性のあるこうしたインフレ指標の結果が注目されます。

さらに、6/14に米5月小売売上高や鉱工業生産も発表されることから、米中通商問題の影響が一段の米景気の下振れ懸念につながっているのか確認することになりそうです。

こうした指標のほか、6/11から6/13にかけて3年債、10年債、30年債の入札を控えており、応札への需要の強弱が米長期金利の動向に影響を及ぼす可能性があると同時に、米長期金利の下げ止まりを確認することになるのか、注目されます。

ドル円は、6/5の107円81銭を当面の下値として反発に向かうことが出来るか注目です。

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