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2019-10-14 15:50:48

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思惑交錯で荒れ相場?6/5(金)米雇用統計21時半(予定)

2015/6/3
提供:SBIリクイディティ・マーケット社

米5月雇用統計
(非農業部門雇用者数前月比/失業率  等)
発表時間
6/5(金)21:30(日本時間)
前回値
+22.3万人 / 5.4%
事前予想
+22.5万人 / 5.4%

4/3に発表された3月の米雇用統計では、景気動向を敏感に映す非農業部門雇用者数が、前月から+12.6万人となり、市場予想の+24.5万人を大きく下回った。そして、雇用者数の伸びは2013年12月以来の低水準となり・・・

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前回発表時(5/8)の主要通貨の動きをチャートで振り返る

米ドル/円
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  • ※出所:FX総合分析チャート 15分足
ユーロ/円
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※出所:FX総合分析チャート 15分足

ユーロ/米ドル
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※出所:FX総合分析チャート 15分足

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雇用統計直前予想レポート

5/8に発表された4月の米雇用統計では、失業率が5.4%と6年11ヵ月ぶりの水準まで改善したものの、景気動向を敏感に映す非農業部門雇用者数の伸びが+22.3万人となり、市場予想を下回る結果となった。ただ、+20万人の大台を上回り、一定の改善が示される結果となったことを好感する向きもあった。しかし、3月の雇用統計では主要部門の雇用者数の伸びが大きく急減し、マーケットが混乱したが、寒波や西海岸の港湾での労働争議による“一時的”な影響だったことから、その反動で4月の統計は高い伸びとなるとの期待感もあった。そのため、雇用者数の伸びに対する不満や、3月の非農業部門雇用者数の伸びが+12.6万人から+8.5万人に下方修正され、1桁台の伸びとなったことなどがマーケットでは嫌気された。ドル/円は、発表前後から思惑が交錯する動きとなった。

図:米ドル/円 5分足
米ドル/円 5分足

※出所:FX総合分析チャート

民間部門の雇用者数の伸びは+21.3万人となり、建設、小売り、教育・健康、一時雇用を含む企業向け専門職、観光・娯楽など幅広い業種で増加した。また、政府部門は+1.0万人とプラスに転じ、連邦政府、州政府、地方政府のすべてで増加した。ただ、全般的に、前回からの反発はあったものの、半数以上が2月時の水準には回復できていない。

時間当たりの賃金の伸びは、前月比+0.1%と市場予想を下回り、3月は+0.3%から+0.2%に下方修正された。また、前年比では2.2%と、3月から小幅上昇したものの、2013年9月以降は狭いレンジでの伸びが続いている。そして、職に就けない期間が半年以上に及ぶ長期失業者は、-3.8万人の252.5万人となり、失業者全体の29.0%(前月29.8%)を占めた。また、労働参加率は、前月から0.1%ポイント上昇しており、仕事を探しても見つからないと職探しを諦めている人なども含めた広義の失業率(U6)は、10.8%と前月から0.1ポイント低下となった。

表:統計結果と今回の市場予想

 

5月市場予想

4月

3月

2月

1月

12月

11月

10月

失業率(%)

5.4

5.4

5.5

5.5

5.7

5.6

5.8

5.7

非農業部門雇用者数(万人)

+22.5

22.3

8.5

26.6

20.1

32.9

42.3

22.1

民間部門雇用者数(万人)

+22.0

21.3

9.4

26.1

20.2

31.9

41.4

21.8

製造業部門雇用者数(万人)

+0.5

0.1

0.0

0.3

1.7

1.9

4.5

2.3

※出所:SBIリクイディティ・マーケット作成
※市場予想は6月2日現在の予想平均値

3月の結果が予想以上に低下したことから、前回はその反動を期待する向きも多かった。そのため、指標発表前後には思惑が交錯する動きも見られた。そして、雇用者数の伸びはほぼ予想の範囲内だったものの、3月の結果が1桁台に下方修正されたことが、マーケットではネガティブに受け止められた。そして、今回の雇用統計も、前回同様に思惑が交錯する可能性が高いと考えられる。前回は、3月の結果が予想外の悪化となった反動が過度に期待されていたが、今回は、統計結果を受けた利上げ時期に関する思惑が交錯する可能性が考えられる。

イエレンFRB議長は、5月の講演で年内の利上げを示唆する発言をしており、この発言を受けて、ドルが主要通貨に対して上昇する動きとなっている。そして、マーケットでは、6月の利上げ開始の可能性は低い(9月利上げ開始がコンセンサス)と見られているものの、FOMCでは6月の利上げの可能性を排除しないとしていることから、変則的な可能性を視野に入れた思惑も出ている。そして、「労働市場は最大雇用の状態に近づいているが、まだ達してはいない」、また賃金上昇の鈍さを指摘したものの、「今年、いくらか上向きの兆しがある」との見方も示した。これらの発言から、大きな懸念は後退している印象であり、ある程度強い統計結果(非農業部門雇用者数では+20万人台後半から+30万人台)となる場合には、早期利上げの可能性が意識される可能性もあるだろう。その反面、安定的な雇用の伸びとされる+20万人台を下回る場合には、利上げ期待の後退となる可能性もあり、どちらの場合も前回以上の値幅となる可能性も考えられる。

米雇用統計 非農業部門雇用者数月次推移(米労働省発表)
米雇用統計 非農業部門雇用者数月次推移(米労働省発表)
  • ※乖離=実績値-予想値
  • ※左軸:実績値、予想値 右軸:乖離
  • ※Market Win24のデータを元にSBI証券が作成

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