※2015年1月13日時点のチャートを基に作成しています。
テクニカル分析(米ドル/円)
出所:総合分析チャート 日足
ドル/円は、やや上値の重い展開が続いており、目先は一目均衡表の雲上限近辺でサポートされるのかどうかに注目したい。相場の方向性を示すとされる基準線(紫ライン)は、横ばいが続いており、その間ドル/円相場も横ばいが続いている。しかし、価格が基準線を下抜けていることや、1月14日〜15日には基準線が下向きとなることから、動きの変化には注目したい。ただ、その後週末1月19日まで基準線は横ばいが続くことから、軟調な動きは週央までと予測できる。
一方、オシレーターのMACDでは、両線下向き継続中であり、目先軟調な動きを示唆する形となっている。ただ、ゼロポイント近辺で先行するライン(赤ライン)が失速して、上向きに転換(前回と同様に)するようなら、ドル/円は反転となる可能性もある。しかし、両線がゼロポイントを下抜ける場合には下げ継続となる可能性も想定しておきたい。
目先の下値ポイントは、(1)118.05 (2)116.79 (3)115.56 近辺となり、(3)を下抜ける場合には一段の下げ(下値目標の計算値は114.54)が考えられる。上値のポイントは、(1)119.95 (2)120.82 (3)121.84 となる。
注目の経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 前回結果 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|
1月14日 | 22:30 | 12月小売売上高(前月比) | 0.7% | 0.1% |
28:00 | 米地区連銀経済報告[ベージュブック] | - | - | |
1月15日 | 22:30 | 1月ニューヨーク連銀製造業景気指数 | -3.58 | 5.00 |
22:30 | 新規失業保険申請件数 | 29.4万件 | 29.8万件 | |
22:30 | 12月生産者物価指数(前年比) | 1.4% | 1.0% | |
24:00 | 1月フィラデルフィア連銀景況指数 | 24.5 | 19.1 | |
1月16日 | 22:30 | 12月消費者物価指数(前年比) | 1.3% | 0.7% |
23:15 | 12月鉱工業生産(前月比) | 1.3% | -0.1% | |
24:00 | 1月ミシガン大学消費者信頼感指数 | 93.6 | 94.3 |
作成:SBIリクイディティ・マーケット社
テクニカル分析(ユーロ/円)
出所:総合分析チャート 日足
ユーロ/円は、一目均衡表の雲下限を下抜けて、三役逆転の売りシグナルとなり、一段の下げとなっている。また、天井パターンであるヘッド&ショルダーズの下値目標の計算値である139.86も達成している。
相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線(紫ライン)の先の動きを計算すると、1月14〜15日まで下向き、その後1月20日まで横ばい(目先の安値更新なければ)だが、1月21日には再び下落となることから、方向的にはまだ軟調な展開が続く可能性が予測できる。目先の上値のポイントは、雲下限ライン(緑ライン)の141.96がポイントとなり、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられる。
そして、週足ベースでは、一目均衡表の雲に近づいており、雲上限ラインは来週まで139.11となる。ここを下抜ける場合には、雲下限ラインの136.82(1月23日まで)がポイントとなる。そして、雲を完全に下抜ける場合には、一段の下げも想定しておきたい。
オシレーターのMACDでは、両線がゼロポイントを下抜けて一段の下げとなっているが、両線の乖離幅の拡大の動きが失速しており、目先乖離幅が縮小し、先行するライン(赤ライン)が上向きとなる場合には、一旦値を戻す動きも考えられる。
注目の経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 前回結果 | 市場予想 |
---|---|---|---|---|
1月14日 | 19:00 | 11月鉱工業生産(前月比) | 0.1% | 0.0% |
1月15日 | 19:00 | 11月貿易収支[季調済] | 194億EUR | 200億EUR |
1月16日 | 19:00 | 12月消費者物価指数(前年比) | -0.2% | -0.2% |
作成:SBIリクイディティ・マーケット社
「テクニカル分析」とは
チャート等の動きを分析して「買い時」、「売り時」の判断を行うのをテクニカル分析といいます。テクニカル分析を理解すれば「売り時」、「買い時」をとらえやすくなります!
テクニカル分析とは?難しそうですが、実は簡単! |