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欧州中央銀行(ECB)
発表時間 |
6/5(木)20:45(日本時間) |
事前予想 |
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5月8日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会では、リファイナンス金利と限界貸付金利はそれぞれ0.25%と0.75%、預金ファシリティ金利は0.0%に据え置かれ、金融政策に変更はありませんでした。ただし、その後の記者会見で、「政策委員会は次回会合で行動することにやぶさかではない」「その前に6月初めに出るスタッフ予測を確認したい」「今日は何も決定しなかった。この会合は来月にわれわれが行う議論の前段階だ」と述べ、金融政策の変更を匂わせる発言を行なっています。
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6/5(木)20:45(日本時間)欧州中央銀行(ECB)金融政策発表 予定
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6/5(木)20:45(日本時間) |
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【2014年6月5日、ECB理事会】
5月8日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会では、リファイナンス金利と限界貸付金利はそれぞれ0.25%と0.75%、預金ファシリティ金利は0.0%に据え置かれ、金融政策に変更はありませんでした。 ただし、その後の記者会見で、「政策委員会は次回会合で行動することにやぶさかではない」「その前に6月初めに出るスタッフ予測を確認したい」「今日は何も決定しなかった。この会合は来月にわれわれが行う議論の前段階だ」と述べ、金融政策の変更を匂わせる発言を行っています。
理事会後、市場参加者の間では、次回の理事会(6/5)で金融政策変更を期待する見方が大勢を占めています。ある証券会社の調査では、回答者の95%が次回の理事会でリファイナンス金利の引き下げを、53%が今年中に追加緩和があるとみているデータもあります。その調査では、今後ユーロ/米ドル相場を牽引するテーマとして、59%が「ECBの政策」を挙げており、関心の高さが窺えます。
実際、5月20日にブルームバーグが行った調査でも、回答した52人のうち、47人が次回の理事会で金融政策は変更されると回答しています。また、ドラギ総裁が6月に何らかの行動を起こすと予想したアナリストでは47人のうち、29人が「政策金利と預金金利の同時引き下げ」を予想しています。
5月26日に開催されたECBフォーラムでは、このフォーラムの位置付けを、コンスタンシオECB副総裁は「現在の金融政策は議論せず、学問的な研究が議題になる」と述べましたが、ドラギ総裁は「現時点で特に警戒しなければならないのは、低インフレがインフレ期待低下と与信縮小をもたらすという負の連鎖に陥るリスク。特に、圧力下にある国々でリスクが大きい」「インフレが低過ぎる状態が過度に長期化することを容認する考えはない」と発言。また、銀行のバランスシート修復に加え、資本市場の拡大との間にミスマッチがあると指摘し、「リファイナンスオペまたは資産担保証券(ABS)購入を通じた資金供給は、一時的な与信制約による回復への逆風を弱めるのに寄与し得る」と述べ、実施の可能性がある緩和策として注目が集まりそうです。
一連の発言を受けて、一時1.40米ドル台へ迫ったユーロ/米ドルは、5月末現在では1.36米ドル前後で推移しており、一部の市場参加者は既に次回会合で政策変更実施を織り込んでいる事が窺えます。今回の理事会では、金融政策の変更に加えてECBスタッフの見通しにも注目できそうです。具体的には、今後のインフレ見通しやユーロ圏経済への影響に加えて、度重なり指摘されている「与信の収縮」に関する話題が気になります。
「欧州中央銀行(ECB)金融政策発表」とは
「欧州中央銀行(ECB)金融政策発表」とは、ユーロ圏の中央銀行である欧州中央銀行(ECB)が、原則として毎月2回行われる理事会のうち、1回目の理事会で、そのときの経済状況から政策金利をはじめとする「金融政策」を決定し、発表することです。下旬に開催される2回目の理事会では金利を変更しない、と決めています。大きな変更があった場合にはマーケットに与える影響が大きいので、とても注目されています。
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