2020/9/29
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」9月28日号より抜粋
米国株は年初来で横ばいまで調整
■ 上昇幅を消した米国株は政治情勢に注目
上昇が顕著であった米国株ですが、9月に入って下落に転じ、年初来ではほぼ横ばいまで調整がすすみました(上図)。今後の方向感を占う上で、米国の追加財政刺激策の動向、29日の米大統領候補者討論会が注目を集めるとみています。大統領選では民主党のバイデン候補が優勢とみられていますが、高齢に対する不安感もあり、討論会の論戦で情勢に変化があるか注目です。
■ 出遅れていた日欧では日本株に注目
米国株に国内政治の不透明感があるなかで、出遅れていた日本株や欧州株が地域分散の観点からも注目を集めるとみています。ただ欧州は新型コロナの感染再拡大や英国のEU離脱問題を抱えており、新政権誕生による期待感もある日本が選好されやすいとみられます。業績への懸念が、今後の中間決算で払拭されるか注目です。
■ EU首脳会議でトルコ制裁が議論される模様
今週は中国のPMI、米国のISM製造業や雇用統計など重要指標も発表されます。米国で新型コロナの感染が収束にむかうなか、景気回復の基調を確認するうえで経済指標への注目度も高まっているとみられます。欧州では、10月1-2日のEU首脳会議で資源問題を巡りトルコへの制裁が議論される模様です。通貨リラが足元で軟調なこともあり、さらなるリラ安に注意が必要です。(永峯)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
9/29(火) |
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9/30(水) |
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10/1(木) |
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10/2(金) |
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注)(日)日本、(米)米国、
(欧)ユーロ圏(またはEU)、(中)中国、
を指します。
NAはデータなし。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Refinitivより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2020年9月18日対比。
出所)MSCI、S&P、Refinitivより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2020年9月25日時点。
出所)Refinitivより当社経済調査室作成
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