2020/4/28
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」4月27日号より抜粋
米国で活動再開の動き 完全再開には早くても1ヵ月は必要
■ 今週は日米欧で金融政策決定会合に注目
WTI原油先物のマイナス価格や新型コロナの治療薬開発期待の後退などを受け、株式市場は下落するも底堅く推移しています。新型コロナ感染拡大の収束観測や主要国の財政金融政策が支えになっている模様です。今週は日米欧の中銀で会合があり、日銀が緩和策を強化するとみられ、不安感の払拭につとめるとみられています。
■ 米国では段階的な経済活動の再開へ
5月1日には米連邦政府による社会的距離指針が期限切れとなることを控え、各州政府レベルで経済活動が再開の動きがみられます。連邦政府の指針(上図)で3段階ある第1段目の解除にまずは留まり、経済への押上げは限定的とみますが、解除が無難に行えれば、市場の警戒感も後退していくとみています。完全再開までは早くても1ヵ月程度はかかり、引き続き動向に注意が必要です。
■ 米決算でエネルギーやテック企業に注目
企業決算では、原油安の影響が懸念されるエネルギーメジャー、在宅勤務や巣篭もり等による好影響も期待されるテック企業大手などに注目です。日本では、GWに入り、緊急事態宣言の延長可否、連休前のポジション調整などで不安定な相場展開を警戒しています。(永峯)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
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4/29(水) |
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4/30(木) |
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5/1(金) |
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(日)日本、(米)米国、(欧)ユーロ圏、
(豪)オーストラリア、(中)中国、(他)その他、
を指します。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2020年4月17日対比
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2020年4月24日時点。
出所)Bloombergより当社経済調査室作成
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