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2020-04-02 07:52:43

マーケット > レポート > 投資環境ウィークリー > 肺炎リスクの下、強い米国と弱いその他主要国の差が際立ちドル高が進展

肺炎リスクの下、強い米国と弱いその他主要国の差が際立ちドル高が進展

2020/2/26
提供:三菱UFJ国際投信

荒武 秀至の今週の注目ポイント!

  • 先週から今週初にかけて新型肺炎への懸念からリスク回避の動きが強まり、世界的に株価が下落
  • 韓国やイタリアなど中国以外の国でも感染が拡大し、世界景気下押し懸念も
  • 今週は中国のPMIや米国の民主党予備選挙(サウスカロライナ州)等に注目

「投資環境ウィークリー」2月25日号より抜粋

PDFです。新しいウィンドウで開きます。 「投資環境ウィークリー」全文はこちら(PDF)

中国の経済活動正常化には時間を要す見込み

■ 肺炎要因でアップルが業績予想を下方修正
新型肺炎という暗雲が金融市場をおおっています。先週17日、米アップル社は1-3月期の業績予想を引下げると発表。中国のスマートフォン製造工場の再開が遅れ、店舗の閉鎖や営業時間の短縮も行われたことが背景です。翌日の東京市場では半導体や電子株が下落しました。

肺炎の感染は、速度が鈍化しているとはいえ拡大中です。韓国やイタリアなど中国以外の国でも感染が拡大しており、世界景気の下押しも懸念されます。
当面は、中国の経済活動がいつ正常化するのかが焦点。市場は同国の発電用石炭の消費量や大気汚染物質の濃度(図)など日次指標を注視しているものの、いずれも正常化にはほど遠い状況です。また、先週17日公表の日本の10-12月期GDPは予想以上に悪化し、ドイツの景気指標も軟調。勢いを欠く両国の景気に肺炎ショックが与える影響も懸念されます。一方、先週公表された米地区連銀の製造業景気指数は好調。強い米国と弱いその他主要国という構図が米ドル独歩高の背景とみられます。

■ 今週は中国PMIや米民主党予備選挙に注目
今週も新型肺炎関連の報道に注目。29日の中国製造業PMI(政府、2月)では肺炎の爪あとの深さが確認されます。27日の米コア耐久財受注は前月比+0.1%と前月の▲0.8%より反発する見込み。29日の米サウスカロライナ州の民主党予備選挙では、これまで苦戦してきたバイデン候補が巻き返しを図れるかが注目されます。(入村)

今週の主要経済指標と政治スケジュール

2/24(月)
  • (米)メスター・クリーブランド連銀総裁 講演
  • (欧)ラガルドECB総裁 講演
  • (独)2月 ifo企業景況感指数
    1月:96.0、2月:96.1
2/25(火)
  • (米)クラリダFRB副議長 講演
  • (米)12月 S&Pコアロジック/ケース・シラー住宅価格
    (20大都市平均、前年比)
    11月:+2.55%、12月:(予)+2.80%
  • (米)2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
    1月:131.6、2月:(予)132.1
2/26(水)
  • (米)1月 新築住宅販売件数(年率)
    12月:69.4万件、1月:(予)71.7万件
  • (他)南アフリカ 2020年度予算案
2/27(木)
  • (米)エバンス・シカゴ連銀総裁 講演
  • (米) 10-12月期 実質GDP(改定、前期比年率)
    7-9月期:+2.1%
    10-12月期:(予)+2.1%(速報:+2.1%)
  • (米)1月 製造業受注
    (航空除く非国防資本財、前月比、速報)
    12月:▲0.8%、1月:(予)+0.1%
  • (米)1月 中古住宅販売仮契約指数(前月比)
    12月:▲4.9%、1月:(予)+3.0%
2/28(金)
  • (日)1月 鉱工業生産(速報、前月比)
    12月:+1.2%、1月:(予)+0.2%
  • (米)ブラード・セントルイス連銀総裁 講演
  • (米)1月 個人所得・消費(消費、前月比)
    12月:+0.3%、1月:(予)+0.3%
  • (米)1月 PCE(個人消費支出)デフレーター(前年比)
    総合 12月:+1.6%、1月:(予)+1.8%
    除く食品・エネルギー
    12月:+1.6%、1月:(予)+1.7%
  • (独)バイトマン独連銀総裁 講演
  • (印)10-12月期 実質GDP(前年比)
    7-9月期:+4.5%、10-12月期:(予)+4.6%
  • (他)10-12月期 トルコ 実質GDP(前年比)
    7-9月期:+0.9%、10-12月期:(予)+4.9%
2/29(土)
  • (米)大統領選挙 予備選挙(サウスカロライナ州)
  • (中)2月 製造業PMI(政府)
    1月:50.0、2月:(予)45.1

注)(日)日本、(米)米国、(欧)ユーロ圏、
    (独)ドイツ、(中)中国、(印)インド、
    (他)その他、を指します。
     日程および内容は変更される可能性があります。

出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成

注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
       原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
       騰落幅、騰落率ともに2020年2月14日対比。
       日本の株式・リート・10年国債利回りは2020年2月21日時点。

出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成

     

注)上記3図の直近値は2020年2月24日時点。
       日経平均株価と日本10年国債利回りは同年2月21日時点。

出所)Bloombergより当社経済調査室作成

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  • 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客さまご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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