2020/2/4
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」2月3日号より抜粋
サービス業は新型肺炎騒動を乗り切れるか?
■ 中国景気への安堵も束の間、今度は新型肺炎
市場では新型肺炎による動揺が広がっています。特に発生源の中国にとって、ようやく景気安定化の兆しが見え始め、国内レジャーなど消費活性化が期待される春節休暇前だったため痛手です。感染者急増が続く間、市場も警戒感を緩められず、株価反発も限られるとみます。
■ 鍵はサービス業、辛抱強い金融緩和は必須に
2002-03年のSARS発生時同様、不安視されるのはサービス業の動向です(上図)。米中貿易協議が部分合意に至ったものの両国の制裁関税は継続、製造業は依然心許ない状況です。各国景気を支えるのがサービス業だけに、今後も金融緩和など内需支援策は必須といえます。
■ トランプ対抗馬争い開始、左派勢力に注視
3日のアイオワ州から米大統領選挙候補者争いが本格化します。注目は野党民主党で、足元サンダース氏の支持が拡大しています。前回選挙時も大企業・富裕層増税や国民皆保険を掲げ善戦した同氏の人気はあなどれません。同氏を含めた左派勢力の動向が注目されます。(瀧澤)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
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注)(日)日本、(米)米国、(独)ドイツ、
(豪)オーストラリア、(中)中国、を指します。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2020年1月24日対比。
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2020年1月31日時点。
出所)Bloombergより当社経済調査室作成
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