2020/1/15
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」1月14日号より抜粋
S&P500が最高値、EPSは緩やかな上昇継続
■ 中東情勢が混乱するなか、米国株は最高値
中東情勢は米国のイラン報復が限定的に留まるとの見方から、警戒感は低下しています。その中で米国株は1月13日に最高値を更新するなど好調さを維持しています。
■ 米中問題は通商問題から人権問題に移行か
背景のひとつは米中貿易摩擦の警戒感後退です。12月に追加関税の引き上げを回避し、今週15日に合意署名の予定です。通商で合意は出来たものの、香港やウイグル自治区など人権での対立懸念は残っています。加えて、11日に台湾総統選で対中強硬策を採る現職が勝利しています。改善に向かっていた米中関係ですが、人権問題が新たな懸念として市場の注目を集めるかもしれません。
■ 今週から米企業決算、強気見通しを示せるか
今週から米決算シーズンです。一株当たり利益(予想、EPS)は2019年が前年比+1.0%、2020年は同+9.0%です。米中動向を受け強気な業績見通しを示すか、まだ50割れが続くISM製造業と同様に弱気な見通しを示すか、今後の株価動向を占う上で重要とみています。(永峯)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
1/14(火) |
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1/15(水) |
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1/16(木) |
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1/17(金) |
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注)(日)日本、(米)米国、(中)中国、
(他)その他、を指します。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2020年1月3日対比。
日本株式、日本リート、日本10年国債利回りの直近値は2020年1月10日時点
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2020年1月13日時点。
日本株式・日本10年国債利回りの直近値は2020年1月10日時点。
出所)Bloombergより当社経済調査室作成
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