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2024-02-21 09:56:31

マーケット > レポート > 米国ウィークリー・マンスリー >  “FOMCと実質金利、生成AIで半導体関連の二極化”

“FOMCと実質金利、生成AIで半導体関連の二極化”

2024/1/30
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:笹木 和弘

“FOMCと実質金利、生成AIで半導体関連の二極化”

  • 米株式相場は、FOMC(連邦公開市場委員会)、および、2023年10-12月期決算発表といった二本柱を睨みながら推移している。
  • 1月30-31日開催のFOMCは、3月利下げへの手がかりが得られるのではないかとの期待が高まっている。米FRB(連邦準備制度理事会)がインフレ率目標を2%とするなか、金融政策で参考とされる個人消費支出(PCE)物価指数の昨年12月が前年同月比2.6%上昇で伸びが前月から横ばいとなるなど、落ち着きを示した。なお、値札の物価を見る消費者物価指数(CPI)と異なり、PCE価格指数は実際に個人が支払った物価を見る指数である。
  •  設備投資動向などを通じて実体経済へ影響を与えやすい実質金利(名目金利から期待インフレ率を差し引いた金利)を表す「物価連動国債利回り(TIPS)」の10年物は1/26終値で1.846%と、昨年10月の2.5%超えからは低下しているものの、歴史的には例外的に高い高水準にある。10年物TIPSは、2023年以前に2%を超えていた時期が2006年〜07年およびリーマンショック直後の08年末〜09年初にまで遡る。2011年以降は殆どの期間で1%以下で推移していた。その意味では、インフレ率が低下しているのに政策金利を長期間高止まりさせるのは、実質金利の更なる上昇を通じた景気のハードランディング(急激な失速)リスクを高めやすい。リスク回避からもFOMCで3月以降の利下げに対してよりオープンなスタンスとなる可能性が高いと期待される。ただし、月末の年金ポートフォリオ・リバランスの時期とも重なることもあり、市場が織り込み済みとして利益確定売りが強まる可能性も軽視できない。
  •  2023年10-12月決算発表では、半導体受託製造(ファウンドリ)世界最大手の台湾積体電路製造[TSMC](TSM)、および半導体製造に係る露光装置(リソグラフィ)のオランダ・ASML(ASML)が好調だったのに対し、半導体チップ製造のインテル(INTC)と半導体検査・測定装置の開発・製造を行うKLA(KLAC)、およびアナログ半導体で産業用に幅広い顧客層を擁するテキサス・インスツルメンツ(TXN)は冴えない内容となった。生成AI(人工知能)の需要にかかわる分野とそうでない分野の二極化が進んでいるとみられよう。
  •  生成AIの分野は、それを活用してソフトウエアおよびクラウドサービスの分野で顧客にソリューションを提供するような企業のキャッシュフロー改善を伴う成長が期待される。先週号(2024年1月23日号)で言及した「エンタープライズ生成AI」のほか、eラーニングやオンライン広告などのプラットフォームは生成AIと相性が良さそうだ。ラスベガスで開催されたハイテク見本市「CES」で化粧品など「ビューティーテック」分野も生成AI活用で注目されよう。(笹木)
  • 1/30号では、アボットラボラトリーズ(ABT)アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)ブリストルマイヤーズスクイブ(BMY)DOCEBO(DCBO)ゼネラル・モーターズ(GM)ザ・トレードデスク(TTD)を取り上げた。

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびダウ平均構成銘柄騰落率(1/26現在)

主要企業の決算発表予定

1月30日(火)ジュニパーネットワークス、スカイワークス・ソリューションズ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、マイクロソフト、チャブ、エレクトロニック・アーツ、アルファベット、マッチ・グループ、スターバックス、テラダイン、ストライカー、モンデリーズ・インターナショナル、ロバート・ハーフ、ゼネラル・モーターズ、マラソン・ペトロリアム、コーニング、ファイザー、パルトグループ、ペンテア、MSCI、HCAヘルスケア、A.O.スミス、シスコ、ハベル、NVR、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、ダナハー、ジョンソンコントロールズインターナショナル
1月31日(水)コルテバ、アフラック、メットライフ、クアルコム、PTC、CHロビンソン・ワールドワイド、コルボ、アライン・テクノロジー、ナスダック、エイブリィ・デニソン、フィリップス66、オートマチック・データ・プロセシング(ADP)、フォーティブ、センコラ、ボストン・サイエンティフィック、ローパー・テクノロジーズ、ボーイング、ヘス、ロックウェル・オートメーション、サーモフィッシャーサイエンティフィック、アプティブ、オールド・ドミニオン、フレイト・ライン、マスターカード、オーチス・ワールドワイド、マーケットアクセス・ホールディングス
2月1日(木)ホロジック、マイクロチップ・テクノロジー、メタ・プラットフォームズ、アトラシアン、ジェン・デジタル、アマゾン・ドット・コム、イーストマン・ケミカル、クロロックス、イリノイ・ツール・ワークス、ドーバー、アルトリア・グループ、WECエナジー・グループ、ベクトン・ディッキンソン、インターナショナル・ペーパー、ボール、スタンレー・ブラック・アンド・デッカー、ハネウェルインターナショナル、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ、イートン、クエスト・ダイアグノスティクス、カーディナルヘルス、リビティ、トラクター・サプライ、CMSエナジー、シリウスXMホールディングス、バイオテクネ、ウエストロック、トレイン・テクノロジーズ、ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズ、ロイヤル・カリビアン・クルーズ、アップル、メルク、パーカー・ハネフィン
2月2日(金)ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズG、WWグレンジャー、チャーター・コミュニケーションズ、シグナ・グループ、エクソンモービル、シーボー・グローバル・マーケッツ、ブリストル マイヤーズ スクイブ、アッヴィ、エーオン、チャーチ・アンド・ドワイト、シェブロン、リジェネロン・ファーマシューティカルズ、ライオンデルバセル・インダストリーズ
2月5日(月)バーテックス・ファーマシューティカルズ、FMC、NXPセミコンダクターズ、キャタピラー、エスティローダー、タイソン・フーズ、エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ、ロウズ、マクドナルド、オン・セミコンダクター、アイデックスラボラトリーズ

主要イベントの予定

1月30日(火)
  • 米FOMC(31日まで)、IMF世界経済見通し(最新版)
  • 米主要20都市住宅価格指数 (11月)、米FHFA住宅価格指数 (11月)、コンファレンスボード米消費者信頼感指数(1月)、米求人件数 (12月)
1月31日(水)
  • 米FOMC最終日・声明公表とパウエル議長記者会見
  • 米ADP雇用統計(1月)、米雇用コスト指数(4Q)
2月1日(木)
  • 米自動車販売(1月)、米新規失業保険申請件数 (1月27日終了週)、米建設支出 (12月)、米S&Pグローバル製造業PMI(1月)、米ISM製造業景況指数(1月)
2月2日(金)
  • 米アップルがMRヘッドセット「Vision Pro」米国で発売
  • 米雇用統計(1月)、米失業率 (1月)、米製造業受注(12月)、米ミシガン大学消費者マインド指数・改定値(1月)、米耐久財受注 (12月)
2月5日(月)
  • S&Pグローバル米国サービス業・総合PMI、ISM非製造業業況指数
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

アボットラボラトリーズ(ABT)市場:NYSE・・・2024/4/19に2024/12期1Q(1-3月)の決算発表を予定 

  • 1900年に設立。多角化されたヘルスケアカンパニーとして栄養剤製品事業(「エンシュア」や「EAS」を擁する)のほか、診断薬事業、後発医薬品事業、医療機器事業(免疫学的測定装置等)を営む。
  • 1/24発表の2023/12期4Q(10-12月)は、売上高が前年同期比1.5%増の102.41億USD、非GAAPの調整後EPSが同15.5%増の1.19USD。新型コロナ検査関連の影響除く売上高は同11.0%増。医療機器が同15%、栄養剤製品が14%、後発医薬品が9%増収。新型コロナ関連除く診断薬も同2%増収。
  • 2024/12通期会社計画は、一時的要因を除く調整後EPSが同1.4-5.9%増の4.50-4.70EPS。2023/12期で52年連続増配を達成。医療業界では、特に高齢者が来院にあまり不安を感じなくなっているほか人手不足も緩和するなど状況が好転。手術件数が回復し医療機器の需要が拡大している。心臓弁・心不全・神経変調療法の製品のイノベーションが更に医療機器事業の業績を押し上げよう。

アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)市場:NYSE・・・2024/4/25に2024/12期1Q(1-3月)の決算発表を予定 

  • 1902年に創業後、1923年にミッドランド買収。カーギルと共に「二大穀物メジャー」と称され農産物の調達・輸送・備蓄・販売を行う。大豆、綿花、トウモロコシに強み。2022年まで48年連続増配。
  • 10/24発表の2023/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比12.1%減の216.95億USD、非GAAPの調整後EPSが同12.4%減の1.63USD。調整後営業利益(同4.4%減の16.84億USD)は、主力の農業サービス&油糧種子部門が同2%減の12.71億USDのほかエタノール部門が4%、栄養食品部門が7%減。
  • 栄養食品部門を巡る会計慣行と処理を巡る調査が進むなか、2023/12通期会社計画を下方修正。調整後EPS(前期7.71USD)を「6.9USDを上回る程度」(従来計画7.0USD超)として4Q(10-12月)決算発表を延期。これを受けて同社株価は22日に前日比24%超急落。栄養食品部門の売上比率が3Qで8%にとどまり、穀物商社が寡占市場で利益面の安定性が高いことから売られ過ぎの面があろう。

ブリストルマイヤーズスクイブ(BMY)市場:NYSE・・・2024/2/2に2023/12期4Q(10-12月)の決算発表を予定 

  • 1887年創業。バイオ医薬品の発見、開発、ライセンス供与、製造、マーケティング、流通、販売を行う。がん、心臓病、免疫系疾患、HIVを含むウイルス感染症が重点領域。解熱剤バファリンで有名。
  • 10/26発表の2023/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比2.2%減の109.66億USD、非GAAPの調整後EPSが同0.5%増の2.00USD。多発性骨髄腫治療薬「レブラミド」が後発医薬品に押されて同41%減収も、売上比率76%のインライン製品が同3%増収、新製品ポートフォリオが同67%増収。
  • 通期会社計画を上方修正。調整後EPSを前期比2.6-0.6%減の7.50-7.65USD(従来計画7.35-7.65USD)とした。昨年10月以降、がん治療薬のミラティ(最大58億USD)、統合失調症薬のカルナ(約140億USD)、放射性医薬品レイズバイオ(約41億USD)と相次ぎ買収発表。22年12月から株価下落基調も「オプジーボ」が併用療法で腎細胞がん死亡リスクを減らす結果発表など見直し余地あり。

ドースボインク(DCBO)市場:NASDAQ・・・2024/3/8に2023/12期4Q(10-12月)の決算発表を予定 

  • 2005年設立のカナダ企業で、人工知能(AI)を基盤としたクラウドベースの学習プラットフォームのプロバイダー。生成AI活用で学習者に最適な体験を提供する学習テクノロジーにも注力。
  • 11/9発表の2023/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比25.8%増の46.5百万USD(会社計画上限46.1百万USD)、非GAAPの調整後EPSが同3.8倍の0.15USD。年間継続収益が同26%増、1顧客当たり平均契約金額が同11%増を受けて、フリーキャッシュフローが同13倍の8.3百万USDへ伸長。
  • 2023/12期4Q(10-12月)会社計画は、売上高が前年同期比24%増の48.3-48.5百万USD、粗利益率が80.5-81.5%(前年同期81.0%)。同社はネット経由でeラーニング用ソフトウエアの「クラウド型学習管理システム」を世界70ヵ国以上の様々な業界の企業に提供。顧客に最適なコンテンツを生成AIで自動作成の強みで業績拡大期待も1/26終値は21年9月高値から52%下落水準と出遅れ模様。

ゼネラル・モーターズ(GM)市場:NYSE・・2024/1/30に2023/12期4Q(10-12月)の決算発表を予定 

  • 1908年設立。主にビュイック、キャデラック、シボレー、GMCなどのブランド名で自動車、トラックなど各種車両、自動車部品の設計・製造・販売を展開。近年は電気自動車(EV)に経営資源をシフト。
  • 10/24発表の2023/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比5.4%増の441.31億USD、非GAAPの調整後EPSが同1.3%増の2.28USD。世界販売台数が同5.2%増に加え、販売価格維持とインセンティブ横ばいのコスト管理が奏功。自動車部門の調整後フリーキャッシュフローが同6.9%増の49.10億USD。
  • 全米自動車労組(UAW)のストライキで業績の先行きが見通しにくくなっているため通期業績見通しを撤回。それに加えて電気自動車(EV)向けのコスト負担が嵩む逆風があるものの、26日終値の予想PER(株価収益率)は約4.7倍と割安水準で推移。EVの競争激化でEV業界首位のテスラ(TSLA)の株価が低迷するなかで同社のようにEV比率の低い伝統的自動車メーカーへの見直しが進もう。

トレードデスクA(TTD)市場:NASDAQ・・・2024/2/15に2023/12期4Q(10-12月)の決算発表を予定 

(注)日足の始値と終値をローソク足で表示。「始値>終値(陰線)」なら、「始値<終値(陽線)」なら

  • 2009年設立。デマンドサイドプラットフォーム(DSP)と呼ばれる広告向けソフトウエアプラットフォーム運営。AI(人工知能)を広告システムに活用し、広告主向けに効率的な広告提供で収益化実現。
  • 11/9発表の2023/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比24.9%増の4.93億USD、非GAAPの調整後EPSが同26.9%増の0.33USD。顧客の契約更新率が9四半期連続で95%超と持続的に安定。同社が開発し、広告主が優良広告主の広告在庫を直接購入できる「OpenPath」の普及が奏功した。
  • 2023/12期4Q(10-12月)会社計画は、売上高が前年同期比18%増の5.80億USD、調整後EBITDAが同10%増の2.70億USD(3Q実績1.99億USD)。同社が市場主導の「パブリッシャー直接取引」は取引手数料の透明性を高めて手数料削減に繋がることで「コネクテッドTV」やオフサイトの小売メディアで大手企業が活用を進める。Googleやフェイスブック等SNSからシェアを奪う潜在可能性もあろう。
  • (※)決算発表の予定は1/26現在であり、変更される可能性があります。

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