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2021-09-22 14:41:36

マーケット > レポート > 米国ウィークリー・マンスリー >  “ロビンフッド上場〜その周辺の金融関連にもチャンス”

“ロビンフッド上場〜その周辺の金融関連にもチャンス”

2021/8/3
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:笹木 和弘

“ロビンフッド上場〜その周辺の金融関連にもチャンス”

  • 7/29、米国で人気の株式取引アプリを運営するロビンフッド・マーケッツ(HOOD)がナスダック市場に新規上場。初値は公開価格を8.4%下回ったものの、7/30終値での時価総額は293億ドルに上った。同社は手数料完全ゼロで若者層の支持を受け、今年3月末で残あり口座数が前四半期末比44%増の1,800万口座、保護預り残高が同28.5%増の809.32億ドルと急成長。また、今年1-3月では月間稼働ユーザー数が前四半期比51%増の1,770万人、1ユーザー当たり平均収入が同26%増の137ドルと伸びた。
  • 一方で、ユーザーに誤解を与えたり、投資家の大群がビデオ販売のゲームストップ(GME)など、SNSやネット掲示板を通じた情報拡散で短期間で急激に株価が上昇した銘柄を意味する「ミーム銘柄」に関して一部銘柄の取引制限したことで不利益をもたらしたとして金融取引業規制機構(FINRA)に7,000万ドルの制裁金を支払うことで合意するなど、不測の事態が発生するリスクも抱えている。
  • 同銘柄の2021年1-3月期は、売上高が前年同期比4.1倍の5.22億ドル、内、トランザクション(執行)収入が同4.4倍の4.20億ドルで、総収益に占める比率が約80%を占める。ユーザーからの手数料収入はゼロだが、売買注文を執行するためにルーティングするマーケットメーカーから徴収する手数料が主な収益源であることがわかる。マーケットメーカーは買値と売値のスプレッドを設定していると想定されることから、売買手数料の代わりに同スプレッドによる負担がユーザーに課されていると見るべきだろう。
  • 一方で、富裕層ビジネスで多額の管理費用や成功報酬の手数料を徴収する従来型の資産運用ビジネスは顧客に高コストを課すもので、一見するとロビンフッドの事業モデルとは対極にあるように見える。しかし、MSCI(MSCI)のような金融情報サービス会社が開発・設定するインデックスをベンチマークとして、それを上回る成果を挙げることにより、富裕層向け資産運用ビジネスにおいて手数料や管理費用が正当化される面もある。
  • また、今年1-3月のロビンフッドのトランザクション収入に対するアセット別の構成比では、オプションが47%、株式が31%、仮想通貨(暗号資産)が21%となっている。特に仮想通貨は前年同期比で約21倍と急拡大。仮想通貨の上昇局面ではロビンフッドは買われやすい銘柄になるとみられる。更に、CBOEやCMEグループ(CME)のようにオプションを取り扱う取引所もロビンフッドの取引増加により恩恵を受ける面があろう。(笹木)
  • 8/3号では、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)アルベマール(ALB)CMEグループ(CME)ディア(DE)MSCI(MSCI)ロックウェル・オートメーション(ROK)を取り上げた。

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(7/30現在)

主要企業の決算発表予定

8月3日(火)アカマイ・テクノロジーズ、FMC、デボン・エナジー、マイクロチップ・テクノロジー、ペイコム・ソフトウエア、マッチ・グループ、パブリック・ストレージ、プルデンシャル・ファイナンシャル、オキシデンタル・ペトロリアム、ONEOK、アクティビジョン・ブリザード、ベリスク・アナリティクス、アシュラント、ホスト・ホテル・アンド・リゾート、シーザーズ・エンターテインメント、ダビータ、ライブ・ネーション・エンタテインメント、アムジェン、ユナム・グループ、フランクリン・リソーシズ、ラルフローレン、エクスペディターズInt'lオブワシントン、シールド・エアー、アメテック、デュポン・ド・ヌムール、ジェイコブズ・エンジニアリング・グループ、イートン、IPGフォトニクス、ディスカバリー、ヘンリーシャイン、ガートナー、ウォーターズ、フィデリティナショナルインフォメーションサービシズ、レイドスHD、L3ハリス・テクノロジーズ、インサイト、ウィリス・タワーズ・ワトソン、クロロックス、コノコフィリップス、カミンズ、イーライリリー、マリオット・インターナショナル、ゼブラ・テクノロジーズ、フィリップス66、WECエナジー・グループ、PSEG、ザイレム、アンダーアーマー、ジンマー・バイオメット・HD
8月4日(水)リンカーン・ナショナル、EOGリソーシズ、APA Corp、ウエスタンデジタルエレクトロニック・アーツ、エッツィ、MGMリゾーツ・インターナショナル、ルーメン・テクノロジーズ、アトモス・エナジー、マラソン・オイル、メットライフ、マケッソン、アンシス、アルベマール、フリートコア・テクノロジーズ、ウィン・リゾーツ、DXCテクノロジー、オールステート、ブッキング・HD、コルボ、フォックス、ウエスタンユニオンゼネラル・モーターズ(GM)CVSヘルス、アメリソースバーゲン、マラソン・ペトロリアム、チャールズリバー・ラボラトリーズIntl、クラフト・ハインツ、ボルグワーナー、エクセロン、エマソン・エレクトリック、トレイン・テクノロジーズ、ハウメット・エアロスペース、トリンブル、バルカン・マテリアルズ、CDW、ナイソース、エンタジー、ロイヤル・カリビアン・クルーズ
8月5日(木)リージェンシー・センターズ、アメレン、アライアント・エナジー、イルミナレスメド、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)、モトローラ・ソリューションズ、エクスペディア・グループ、インターナショナル・フレーバー&フレグランス、ニューズ・コーポレーション、ケロッグ、センターポイント・エナジー、カーディナルヘルス、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ、ボール、ペン・ナショナル・ゲーミング、ゾエティス、リジェネロン・ファーマシューティカルズ、ピナクル・ウエスト・キャピタル、バイアコムCBS、アイアンマウンテン、モデルナ、PPL、センプラ・エナジー、デューク・エナジー、アプティブ、アビオメッド、エバジー、デンツプライ・シロナ、AES、ヘインズブランズ、NRGエナジー、クアンタ・サービシーズ、ウエストロック、パーカー・ハネフィン、シグナ、ベクトン・ディッキンソン
8月6日(金)ドミニオン・エナジー、ノルウェージャンクルーズライン・HD、ベンタス、Corteva Inc、バークシャー・ハサウェイ
8月9日(月)CFインダストリーズ・HD、ステリス、タイソン・フーズ、エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ、Viatris
8月10日(火)シスコ

主要イベントの予定

8月3日(火)
  • 自動車販売(7月)、製造業受注(6月)
8月4日(水)
  • ADP雇用統計(7月)、ISM非製造業総合景況指数(7月)
8月5日(木)
  • 新規失業保険申請件数(7月31日終了週)、貿易収支(6月)
8月6日(金)
  • 雇用統計(7月)、卸売在庫(6月)
8月9日(月)
  • JOLT求人(6月)、住宅ローン延滞率2Q(9-14日に発表)
8月10日(火)
  • NFIB中小企業楽観指数(7月)、非農業部門労働生産性2Q・速報値
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)市場:NYSE・・・2021/10/29に2021/12期3Q(7-9月)の決算発表を予定 

  • 1902年に創業後、1923年にミッドランドを買収。カーギルと共に「二大穀物メジャー」と称され、農産物の調達・輸送・備蓄・販売を行う。食用油の原料となる大豆や綿花、トウモロコシに強みを持つ。
  • 7/27発表の2021/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比40.8%増の229.26億USD、Non-GAAPの調整後純利益が同58.7%増の7.54億USD。製品別取扱加工量は油糧種子が同3.6%減の877.8万トン、トウモロコシが同23.0%増の504.2万トンだったが、穀物相場の高騰が増収増益に寄与した。
  • 穀物相場は、シカゴ商品取引所の先物でトウモロコシおよび大豆ともに5月上旬に年内高値を付けた後、国際商品市場への投機マネー流入鈍化に伴って7月まで下落傾向となり、同社の株価も同様に推移。一方で、世界的な脱炭素の流れが加速するなか、ガソリンなどを代替するバイオ燃料の原料となるトウモロコシや大豆油への需要が中長期的に高まると見込まれ、同社への追い風となろう。

アルベマール(ALB)市場:NYSE・・・2021/8/4に2021/12期2Q(4-6月)の決算発表を予定 

  • 1887年設立の特殊化学品メーカー。リチウム、臭素スペシャルティ、触媒の3事業セグメントを展開。生産量で世界首位のリチウムは携帯電話や電気自動車(EV)向けのリチウム電池に使われる。
  • 5/5発表の2021/12期1Q(1-3月)は、売上高が前年同期比12.2%増の8.29億USD、Non-GAAPの調整後EBITDAは同17.2%増の2.30億USD。セグメント別の調整後EBITDAは、触媒事業が寒波の影響で同46.4%減だった一方、リチウム事業が同35.4%増、臭素スペシャルティ事業が同13.7%増。
  • 通期会社計画は、売上高が前期比2.3-5.5%増の32-33億USD、調整後EBITDAが同1.1%減-5.0%増の8.10-8.60億USD。最終段階にある2つのリチウム関連プロジェクトが完成すれば生産能力倍増が見込まれる。「白い石油」と呼ばれる希少資源のリチウムは世界的な自動車のEVシフトによる需要増により将来的な需給逼迫が想定される。同社はリチウム生産で世界の3割以上のシェアを占める。

CMEグループ(CME)市場:NASDAQ・・・2021/10/28に2021/12期3Q(7-9月)の決算発表を予定 

  • 1898年に設立したデリバティブ取引所の持ち株会社。「CME」、「CBOT」、「NYMEX」、「COMEX」等の取引所を保有する他、先物・オプションの電子取引プラットフォーム「CME Globex」を運営する。
  • 7/28発表の2021/12期2Q(4-6月)は、総収益が前年同期比0.3%減の11.79億USD、Non-GAAPの調整後純利益が同0.9%増の5.88億USD。1日当たり平均取引枚数が同4.8%増と伸びたが、1枚当たり平均収入が同4.9%下落で減収。利益面では、総費用が同7.4%減となったことが増益に貢献。
  • 通期会社予想は、ライセンス報酬を除く総営業費用を15.6億USDと、従来計画から1,500万USD改善を見込む。2Qでは金利および農業関連のデリバティブ商品の取引枚数が伸びた。また、個人投資家も取引しやすい1枚当たりの取引サイズが小さいミニ先物取引、および気候変動リスクのヘッジを目的としたESG関連の先物取引といった世の中のニーズに即した商品開発などが注目されよう。

ディア(DE)市場:NYSE・・・2021/8/4に2021/10期3Q(5-7月)の決算発表を予定 

  • 1837年に創業。世界最大の農業機械メーカー。大型・精密農機、小型農機、建機・林業、金融サービスの主要4事業セグメントを営む。2017年にロボット開発のブルー・リバー・テクノロジーを買収。
  • 5/21発表の2021/10期2Q(2-4月)は、売上高が前年同期比30.3%増の120.58億USD、純利益が同2.7倍の17.90億USD。セグメント別売上高は、大型・精密農機が同34.6%増、小型農機が同30.2%増、建機・林業が同36.5%増、金融サービスが同1.9%増、その他が同9.1%増と全事業が増収。
  • 通期会社計画を上方修正。純利益を前期比92.7-107%増53-57億USD(従来計画46-50億USD)とした。穀物価格上昇や商品相場全般の回復を受けて世界全体で農機の堅調な需要が続くと見込んでいる。北米では農家の大型化が進み、自動運転や無人運転、センサーでのデータ収集といった機能を有する「スマート農業」の需要が高まるなか、同分野で同社は業界をリードしている。

MSCI(MSCI)市場:NYSE・・・2021/10/27に2021/12期3Q(7-9月)の決算発表を予定 

  • 1998年設立の金融サービス会社。世界中の投資機関に、様々な分野のインデックスほか投資ポートフォリオ管理に使用するリスク・リターンの指標やリスク分析などの投資支援ツールを提供する。
  • 7/27発表の2021/12期2Q(4-6月)は、営業収益が前年同期比21.6%増の4.98億USD、Non-GAAPの調整後EBITDAが同24.6%増の2.94億USD。営業収益構成比61%のインデックス事業は、MSCI株価指数に連動したETFの残高増加により、営業収益が同26.0%増、調整後EBITDAが同27.4%増。
  • 通期会社計画を上方修正。調整後EBITDAを前期比▲15.6-▲13.5%の8.20-8.40億USD(従来計画7.95-8.25億USD)とした。2QはESG(環境・社会・統治)・気候変動事業が前年同期比49.4%増、不動産等に係るプライベート・アセット事業が同32.4%増と、インデックス事業に続く成長ドライバーが示された。資産運用の成果の基準となるベンチマークの重要性の高まりが同社への追い風となろう。

ロックウェル・オートメーション(ROK)市場:NYSE・・・2021/11/10に2021/9期4Q(7-9月)の決算発表を予定 

(注)日足の始値と終値をローソク足で表示。「始値>終値(陰線)」なら緑、「始値<終値(陽線)」なら赤。

  • 1903年設立。世界各国で多様な産業分野のオートメーション事業を展開。「インテリジェント・デバイス」、「ソフトウェア&コントロール」、「ライフサイクル・サービス」の主要3事業セグメントを運営。
  • 7/27発表の2021/9期3Q(4-6月)は、売上高が前年同期比32.6%増の18.48億USD、Non-GAAPの調整後純利益が同75.6%増の2.70億USD。3事業セグメント全てが20%超の増収率だったほか、北米、欧州・中東・アフリカ、アジア・太平洋、中南米の4地域セグメント全てが30%超の増収率だった。
  • 通期会社計画を修正。調整後EPSを従来の8.95-9.35USDから9.10-9.30USDと上限を引き下げた一方、下限を引き上げた。産業用クラウドソフトウエアの米プレックス・システムズ買収による費用を調整後EPSに対し0.15USDほど見込む。製造業のデジタル変革(DX)によるイノベーション加速を目指する新ブランド「LifecyleIQ Services」を6月に発表。製造業DX支援を主導する企業として注目される。
  • (※)決算発表の予定は7/30現在であり、変更される可能性があります。
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