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2021-09-20 10:04:59

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“大統領就任「ハネムーン期間」と高レバレッジ相場”

2021/4/20
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:笹木 和弘、李一承

“大統領就任「ハネムーン期間」と高レバレッジ相場”

  • 米国では大統領就任から100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれ、株式市場で大きな波乱が起きにくいと言われるなか、その通りに米国株式市場は堅調に上昇を続けている。大統領就任日から100日後が今月30日であり、バイデン大統領は4月末までの新型コロナワクチン2億回接種目標を掲げているほか、28日に上下両院合同会議で政権の全体的な政策方針を国内外に説明する施政方針演説を行う予定だ。
  • 就任後最初のクライマックスを前に現在の米国株式市場を実体経済との関係を評価する上で、NYSE、NYSEアメリカン、NASDAQで取引される米国本拠の全ての企業の株式を対象とする時価総額加重平均の株価指数「ウィルシャー5000」を米国名目GDPで割った倍率の推移が参考になろう。同倍率は「バフェット指数」と同様の意味合いを有し、今年3月末に、2000年3月末のITバブルピーク時の143%を大きく上回る過去最高の194%に達した。これは、現在の米国株式市場に実体経済の2倍近いレバレッジが掛かっていることを意味する。投資会社アルケゴス・キャピタルとの取引に係るモルガン・スタンレー(MS)などの金融機関の損失も高レバレッジ取引の限界が表面化したものであり、その意味では現在の米国株式市場全体が孕む矛盾と限界の一つの表れと言えなくもない。「ハネムーン期間」後、仮にグロース優位からバリュー優位へのシフトが進むならば高レバレッジ相場の持続可能性が問われよう。今後の投資戦略としてはバリュー・景気循環銘柄の中でも低PBR・高配当利回り銘柄の重要性が増すかも知れない。
  • 今月22・23日にはバイデン大統領がオンラインで「気候サミット」を開催し、日中を含む世界各国・地域の首脳40人を招待の予定だ。再生可能エネルギーの発電・販売を手掛けるネクステラ・エナジー(NEE)、および世界のクリーンエネルギー銘柄で構成されるETFのiシェアーズ・グローバル・クリーンエネルギー(ICLN)などを見直す好機かも知れない。
  • 今月22日、イーロン・マスク氏のスペースXが新型宇宙船クルードラゴンを打ち上げる予定だ。宇宙ビジネスは、ロケットや人工衛星の製造に係る「宇宙インフラ」、および衛星データ活用や衛星テレビサービスなどの「宇宙利用」に市場が分かれるなか、市場の本格的な立ち上がりが期待されよう。宇宙インフラでは航空宇宙エンジン部品関連のハネウエル・インターナショナル(HON)、宇宙利用では衛星通信サービスのマクサー・テクノロジーズ(MAXR)が注目される。関連企業は、同時に経済正常化に伴う航空機市場の回復の恩恵を受けやすい点からも有望と言えよう。(笹木)
  • 4/20号では、Chewy Inc(CHWY)ホーム・デポ(HD)エヌエックスピー・セミコンダクターズ(NXPI)Tencent Music Entertainment(TME)テキサス・インスツルメンツ(TXN)ザイレム(XYL)を取り上げた。

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(4/16現在)

主要企業の決算発表予定

4月20日(火)ネットフリックス、CSX、WRバークレー、インテュイティブサージカル、エドワーズライフサイエンス、コメリカ、トラベラーズ、キーコープ、ノーザン・トラスト、アボットラボラトリーズプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ドーバー、ロッキード・マーチン、フィリップ・モリス・インターナショナル、オムニコム・グループ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、フィフス・サード・バンコープ
4月21日(水)ラムリサーチ、ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ、クラウン・キャッスル・インターナショナル、グローブライフ、キンダー・モルガン、エキファックス、ラスベガス・サンズ、ロバート・ハーフ・インターナショナル、チポトレ・メキシカン・グリル、ワールプール、ベライゾン・コミュニケーションズハリバートン、ナスダック、ASMLHD、TEコネクティビティ、ネクステラ・エナジー、NVR、ベーカー・ヒューズ、アンセム
4月22日(木)セラニーズ、シーゲイト・テクノロジー、SVBファイナンシャル・グループ、インテル、ファーストエナジー、ベリサイン、ユニオン・パシフィック、Dow Inc、ハンチントン・バンクシェアーズ、DRホートン、ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル、ジェニュイン・パーツ、アメリカン・エレクトリック・パワー、AT&T、マーケットアクセス・HD、トラクター・サプライ、ペンテア、IQVIAHD、アラスカ・エア・グループ、フリーポート・マクモラン、バレロ・エナジー、アレジオン、オールド・ドミニオン・フレイト・ライン、HCAヘルスケア、プール、ニューコア、クエスト・ダイアグノスティクス、バイオジェン、スナップオン、アメリカン航空グループ、サウスウエスト航空、ダナハー
4月23日(金) キンバリー・クラーク、リージョンズ・ファイナンシャル、シュルンベルジェ、アメリカン・エキスプレスハネウェルインターナショナル
4月26日(月)パッケージング・コープ・オブ・アメリカ、SBAコミュニケーションズ、アメリプライズ・ファイナンシャル、エヌエックスピー・セミコンダクターズ、ケイデンス・デザイン・システムズ、テスラユニバーサル・ヘルス・サービシズ、チェックポイント・ソフトウエア・テクノロジーズ、オーチス・ワールドワイド

主要イベントの予定

4月20日(火)
  • アップル製品発表会(オンライン)
4月21日(水)
  • 上院司法委小委員会でアップストア巡る公聴会、国際オリンピック委員会(IOC)理事会
4月22日(木)
  • バイデン大統領が気候サミット開催(オンライン、23日まで)、スペースXの宇宙船打ち上げ
  • 新規失業保険申請件数(17日終了)中古住宅販売件数(3月)、景気先行指標総合指数(3月)
4月23日(金)
  • 新築住宅販売件数(3月)
4月26日(月)
  • 耐久財受注(3月)、製造業受注・出荷(3月)、ダラス連銀製造業活動指数(4月)
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

ChewyInc(CHWY)市場:NYSE・・・2021/6/9に2022/1期1Q(2-4月)の決算発表を予定 

  • 2011年に設立。ペットフードなどペット関連製品を手掛けるECサイト大手。2,000種類超のアイテムを扱う。「Autoship」と呼ばれる定額購入サービスを展開。20年10月からネット診療サービスに進出。
  • 3/30発表の2021/1期4Q(2020/11-2021/1)は、売上高が前年同期比50.8%増の20.43億USD、Non-GAAPの調整後純利益が前年同期の▲1,506万USDから4,503万USDへ黒字転換。アクティブユーザー数が同42.7%増となり、「Autoship」の売上高が同46.1%増の13.94億USDと堅調に伸びた。
  • 2022/1通期会社計画は、売上高(中間値)が前期比24.5%増の89.0億USD、調整後EBITDAマージンが同0.5-1.0ポイント上昇の1.7-2.2%。1Q会社計画は、売上高(中間値)が前年同期比30.8%増。米ペット市場は昨年の飼育世帯数が前年比5.7%増と19年までの5年間平均成長率0.6%を上回るなか、同社見通しでは24年に20年比2割拡大。同社はネット販売への注力で成長を見込む。(李)

ホーム・デポ(HD)市場:NYSE・・・2021/5/19に2022/1期1Q(2-4月)の決算発表を予定 

  • 1978年に設立。住宅改修・建設資材を手掛けるホームセンター大手。世界2,296店舗(21年1月末)を展開。実店舗は3万点以上の在庫を保有し、100万点超の商品を揃えたEコマース事業と連携。
  • 2/23発表の2021/1期4Q(2020/11-2021/1)は、売上高が前年同期比25.1%増の322.61億USD、純利益が同15.2%増の28.57億USD。コロナ禍対策強化費用が嵩んだが、ネット販売(同83%増収)が米既存店の同25.0%増収に寄与。ネット販売とネット注文・店舗受取の合計の売上構成比が55%。
  • 2022/1通期会社計画は非公表だが、コロナ対策費用は前期比4.2%増の見通し。ネット販売とネット注文・店舗受取サービスへの注力が奏功し、前期4Qの顧客来店数が前年同期比12.8%増、平均単価が同10.8%上昇、平方フィート当たり売上高が同24.0%増。経済対策に伴う現金給付および集合住宅の保守・運用を営む販売代理店HD Supplyの買収が業績へ寄与すると期待される。(李)

エヌエックスピー・セミコンダクターズ(NXPI)市場:NASDAQ・・・2021/4/26に2021/12期1Q(1-3月)の決算発表を予定 

  • 2006年にフィリップスの半導体部門がスピンオフ。オートモーティブ、インダストリアル、コンシューマー、セキュア・トランザクション・アクセス向けのデバイスの開発・製造を営む半導体サプライヤー。
  • 2/1発表の2020/12期4Q(10-12月)は、売上高が前年同期比9.0%増の25.07億USD、Non-GAAPの調整後純利益が同25.5%増の7.78億USD。事業別売上高では、通信インフラ関連が同13.8%減だったが、主力の車載向けが同8.8%増、モバイル向けが同23.2%増と、全体の増収増益に貢献。
  • 2021/12期1Qの会社計画は、売上高(中間値)が前期比26.2%増の25.50億USD、調整後営業利益が同54.4%増の7.75億USD。通信インフラ関連が同横ばい、産業IoT向けが同50%増収見通し。また、車載向け半導体はテキサス州の寒波・大停電に伴う生産停止から回復途上で需給逼迫が想定され、価格上昇の寄与により同20%半ばの増収、前四半期比1桁台半ばの増収の見通し。(李)

TencentMusicEntertainment(TME)市場:NYSE/ADR・・・2021/5/11に2021/12期1Q(1-3月)の決算発表を予定 

  • 2016年にテンセント傘下の音楽配信子会社として設立。音楽配信プラットフォームQQ音楽、KuGou音楽、Kuwo音楽などの登録ユーザーが9億人を超える。オンラインライブTMELiveも展開する。
  • 3/22発表の2020/12期4Q(10-12月)は、売上高が前年同期比14.3%増の83.35億元、Non-IFRSの調整後純利益が同1.8%増の13.64億元。1人当たり平均課金額(ARPU)が同26.3%上昇したことによりソーシャル・エンターテインメントが同8.2%増収。また、音楽サブスクリプションが同41.9%増収。
  • 会社業績見通しは非公表。2020年のオンライン音楽課金ユーザーの純増数は1Qが280万人、2Qが440万人、3Qが460万人、4Qが430万人と堅調に推移。4Qの有償ユーザー率も前四半期比1.0%ポイント上昇の9.0%。投資ファンドのアルケゴス・キャピタルの保有株売却で今年3月下旬に株価が急落したなか、3/28、ADS(米預託株式)を対象とする最大10億USDの自社株買いを発表した。(李)

テキサス・インスツルメンツ(TXN)市場:NASADQ・・・2021/4/27に2021/12期1Q(1-3月)の決算発表を予定 

  • 1930年設立、半導体の設計・製造を行う。主にアナログIC、組み込みプロセッシングを手掛けるほか、電子機器、デジタル情報家電、ワイヤレスなどの製造も行う。30ヵ国以上で事業を展開する。
  • 1/26発表の2020/12期4Q(10-12月)は、売上高が前年同期比21.7%増の40.76億USD、純利益が同57.8%増の16.88億USD。製品別収入は、主力のアナログ半導体が同25.2%増の31.27億USD、組込みプロセッサが同13.7%増の7.20億USD。自動車向けを始め、幅広い引き合いが増収に寄与。
  • 2021/12期1Q(1-3月)の会社計画は、売上高(中間値)が前年同期比18.7%増の37.9-41.1億USD、EPS(中間値)が同25%増の1.44-1.66USD。今年2月、半導体工場が集積するテキサス州オースティンで大停電が発生したが、同社拠点のダラスへの影響が軽微だったことは業績への追い風となろう。また、2020年の年間1株配当金が前期比13%増で17年連続増配と、株主還元に積極的。(李)

ザイレム(XYL)市場:NYSE・・・2021/5/4に2021/12期1Q(1-3月)の決算発表を予定 

(注)日足の始値と終値をローソク足で表示。「始値>終値(陰線)」なら緑、「始値<終値(陽線)」なら赤。

  • 2011年にコングロマリット企業のITT(ITT)から水機器サービス部門がスピンオフして設立。上下水道用の機器・装置を設計・製造・販売し、関連サービスを提供。世界150ヵ国以上で事業を展開。
  • 2/4発表の2020/12期4Q(10-12月)は、売上高が前年同期比0.1%増の13.73億USD、Non-GAAPの調整後純利益が同25.4%増の1.48億USD。地域別内部売上で、米国向けが同8%減収も中国が同18%増収。また、最終市場向け内部売上で、公益と製造業向けが減収も住宅向けが同15%増。
  • 2021/12通期会社計画は、売上高(中間値)が前期比6.8%増の51.6-52.6億USD。内部(オーガニック)売上高が同3-5%増収。調整後EPSが同14.1-26.2%増の2.35-2.60USD。調整後営業利益率が同0.7-1.7ポイント上昇の11.5-12.5%。バイデン政権の「米国雇用計画」による飲料水への予算計上のほか昨年実施の大型買収の業績への寄与や中国とインドの水関連事業の成長が見込まれる。(李)
  • (※)決算発表の予定は4/16現在であり、変更される可能性があります。
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