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2021-10-27 14:43:30

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ペット関連が熱い!?好パフォーマンスで注目のペット関連投信と注目銘柄

2021/2/10
投資情報部 榮 聡

ペット関連株を組み入れた投資信託のパフォーマンスが好調です。「巣ごもり」で世界的にペットを飼う人が増えたことが背景ですが、ペットの数が増えると関連消費は経常的に増えると期待されます。「アフターコロナ」でも注目できる投資テーマではないでしょうか。

図表1:注目銘柄リスト

銘柄 株価(2/9) 52週高値 52週安値
ゾエティス(ZTS) 159.83ドル 176.64ドル 90.14ドル
アイデックス ラボラトリーズ(IDXX) 505.05ドル 522.90ドル 168.65ドル
チューイ A(CHWY) 109.75ドル 115.27ドル 20.62ドル
コベトラス(CVET) 38.41ドル 40.03ドル 4.05ドル
Petco ヘルスアンドウェルネスカンパニー A(WOOF) 26.66ドル 31.08ドル 25.05ドル
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

1好パフォーマンスが光るペット関連投信「ぽちたま」

今回は好パフォーマンスで秘かに(?)注目を集めているペット関連投信についてご紹介いたします。

注目を集めている投資信託は、東京海上アセットマネジメントが運用している「グローバルペット関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:ぽちたま)」です(図表2)。

ペット関連というと市場が小さい、銘柄が少ないなど、なかなかファンドにはしづらいという問題がありましたが、グローバルに銘柄を組み入れることで、その問題を解決した企画力が光るファンドと言えるでしょう。

実はペット関連は10年以上前から株式市場で注目された投資テーマでした。日本が高齢化で世界の最先端を走らざるを得ない状況で、高齢化によって伸びが期待できる市場と捉えられていました。

ところが、日本市場で関連銘柄のメインであったユニチャームペットケアが2010年に親会社のユニチャームに吸収され、米国市場では2010年から2012年にかけて市場のスター銘柄だったペット用品小売のペットスマートがeコマースとの競争が懸念されて2014年に非公開となってしまいました。

産業としては有望であり続け、実際に市場の成長は続いたものの、関連銘柄の柱がなくなり、株式市場の投資テーマとして成立しにくくなってしまったのです。しかし、ここ数年で米国においてペット関連銘柄の上場が増えて銘柄としてまとまりができ、市場の注目を集めやすくなっています。

ペット関連産業が成長する背景として、高齢化によるペット需要の拡大、ペット関連消費の高価格帯へのシフト化、新興国におけるペット需要の拡大などがあげられます。

さらに、昨年からのCOVID-19のパンデミック下には、「巣ごもり消費」や「テレワーク」で家で過ごす時間が伸びたことから、世界的に新たにペットを飼う人が増えたようです。既に昨年の7-9月期決算で、S&P500指数に採用されているゾエティスやアイデックス ラボラトリーズなどペット関連企業の好決算が目立っていました。

図表2:好パフォーマンスが光る「グローバルペット関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:ぽちたま)」

  • ※期間:2020/1/1〜2021/2/5
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2成長率の高まりが期待されるペットケア市場

米国のペットケア市場の動向を、最近ナスダック市場に新規上場したPetco ヘルスアンドウェルネスカンパニー A(WOOF)の上場目論見書(21年1月6日登録)からご紹介いたします。

「米国のペットケア市場は、大きく、魅力的な成長市場であり、複数の長期トレンドを背景に著しい加速をみせつつある。同産業はペットを飼う7,200万世帯にサービスを提供し、2020年のペットケア産業の売上は970億ドルに達する。」

「同産業は飼育ペット数の安定的な増加に加えて、『ペットの人間化(pet humanization)』(※)による追い風を受けて、2008年から年平均成長率5%で成長してきた。製品・サービスは必需的で、消耗品が多い性格をもつため、経済サイクルの中でも安定性を示してきた。金融危機のときにも、2008年から2010年にかけて年平均成長率6%と強いパフォーマンスを記録した。」

「COVID-19のパンデミックの結果、ペット産業は大きな需要増を経験しつつあり、これは今後数年の追い風になると期待されている。調査会社Package Factsによると、ペットを飼う米国の世帯数は2020年に4%増加して、ペットケア市場の需要を年間40億ドル押し上げると見込まれている。」

「ペットケア製品やサービスは長期に経常的な需要となり、また、『ペットの人間化』のトレンドによる成長要因が加わることを考えると、このペット数に関するステップチェンジは、2024年にかけての産業の成長率を従来の5%から7%に押し上げると、Package Factsと当社では想定している。」

ポイントは、COVID-19のパンデミック下でペットの飼育数が増えたことにより、今後数年のペットケア関連市場の成長率が高まると期待されることです。その背景には、ペットケア関連の売上は、消耗品、サービス、獣医の診療など「経常的な項目」が多くを占めることがあります(図表4)。

COVID-19のパンデミックで市場が拡大した分野には、病気が収束すると売上が減少していくものもあると考えられます。一方、ペットケアの市場は、今後数年成長率が高まった状態が続くと期待される点に注目でしょう。

  • ※ペットの人間化:ペットの飼い主がペットを家族の一員のように扱い、より高品質な製品やサービスのために進んで支出することを指します。Package Factsの2018年調査によると、犬の飼い主の90%、猫の飼い主の86%がペットを家族の一員と考えています。さらに2019年調査では、69%の飼い主が過去よりもペット用品にお金を支出しており、85%の飼い主がペットの健康のためなら、より高価格のペットフードを買う用意があるとしています。

図表3:米ペットケア産業の年平均成長率は数年にわたって上昇へ

  • ※注:調査会社Package FactsとPetco ヘルスアンドウェルネスカンパニー による予想。
  • ※会社資料をもとにSBI証券が作成

図表4:経常的な項目が多くを占める米国のペットケア市場(2020年、970億ドル)

  • ※注:調査会社Package FactsとPetco ヘルスアンドウェルネスカンパニー による推定。
  • ※会社資料をもとにSBI証券が作成

3ペット関連の注目銘柄をご紹介

ペット関連投信「グローバルペット関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」の組み入れ上位銘柄(図表5)と、最近米国市場に新規上場したPetco ヘルスアンドウェルネスカンパニーをご紹介いたします。

ゾエティス(ZTS)

  • 2013年に大手製薬会社ファイザーから分離独立して、グローバルに事業展開(日本オフィスもあります)する動物用医薬品のトッププレーヤーです。家畜やペット向けのワクチンや寄生虫駆除剤が主力です。19年12月期の売上構成比は、コンパニオンアニマル部門が50%、家畜部門が48%、受託製造部門が1%(四捨五入の関係で100%になりません)です。
  • ファイザーからの分離以来、主にコンパニオンアニマル部門の成長がけん引して、安定した売上・利益の増加が続いています。20年7-9月期の売上は4-6月期が低調となっていた反動もあり前年同期比13%増に回復、10-12月期売上の市場コンセンサスは同4%増の予想です。10-12月期の決算発表は2/16(火)の予定です。

アイデックス ラボラトリーズ(IDXX)

  • 獣医向けの臨床検査製品メーカーで、特に犬や猫などコンパニオンアニマル(ペット)向け製品に強く同分野の世界的リーダー企業です。同分野の売上が87%(20年10-12月期)を占めます。先進国での高齢化に伴うペット需要の増加、ペットの高齢化に伴う医療需要の増加などのトレンドを背景に成長が見込まれ、20年〜23年にかけて年率10%以上の売上増加が予想されています。
  • 10-12月期の売上は前年同期比19%増と、7-9月期に続いて高い伸びが続きました。COVID-19のパンデミックの影響で、検査機器の売上は前年同期比10%減少しているものの、消耗品の売上が同27%増、コンサルティングサービスが同21%増となって全体を押し上げています。21年12月期のガイダンスは、売上が前年比13〜16%増、EPSが同10〜14%増、為替の影響を除くベースで同15〜20%増としています。

チューイ A(CHWY)

  • 米国のオンラインのペット用品販売会社。米国でペットフード、ペット用医薬品などのオンライン販売を専門に行っている成長企業で、2019年6月にニューヨーク証券取引所に上場しました。20年1月期の売上構成比は、消耗品が74%、ハードグッズが15%、その他が11%です。
  • 20年8-10月期の売上は前年同期比45%増と高成長が続いています。アクティブ・カスタマーが17.7百万人と前年同期比39.8%増えたことが増収をけん引しており、顧客当たり売上も同2.8%増加しています。経常的に必要な製品について自動購入・配送システムの「Autoship」を利用する顧客の売上が69.2%を占めています。20年11月〜21年1月期の売上ガイダンスは、前年同期比43〜45%増で、同期の決算は4/5(月)に発表の予定です。

コベトラス(CVET)

  • 米国の動物用医療サービス会社。動物病院向けに医薬品や医療機器の卸売り、診療管理システムの導入のほか、医薬品のオンライン販売などを行います。ペット用医薬品の卸売りでグローバルリーダー、獣医向けの医療行為管理ソフトウェアと獣医向けのオンライン医薬品販売でマーケットリーダーとされます。
  • 7-9月期決算は、売上が前年同期比11%増、調整後の純利益は30百万ドルで同58%増でした。COVID-19のパンデミックの影響で一時的に落ち込んでいたエンドマーケットの需要は、7-9月期には幅広い分野でパンデミック前の水準に戻っているとしています。10-12月期決算は、3/3(水)に発表の予定です。

Petco ヘルスアンドウェルネスカンパニー A(WOOF)

  • ペットの健康とウェルネスの会社です。米国(US)、メキシコ、プエルトリコで約1,500のペットケアセンターを運営するほか、Petco.comのウェブサイト及びペトコアプリを通じて、グルーミング、保険、ペットアドプション、店内及びオンライントレーニングなど、多様なサービスを提供します。約100以上の店内獣医病院のネットワークを含みます。
  • 1/14(木)にナスダック市場に新規上場したばかりの銘柄です。20年2月期の売上は44.3億ドル、純利益は1.0億ドルの赤字、20年1-10月期の売上は35.8億ドル、前年同期比9%増、純利益は0.2億ドルの赤字です。既存店売上の伸び率は20年1月期の各四半期は前年同期比3.7〜4.3%増で推移していましたが、2-4月期に同2.0%増に低下した後、5-7月期に同10.5%増、8-10月期に同16.3%増と足もとで伸びが拡大しています。20年11月〜21年1月期決算は、Bloombergの予想で3/3(水)に発表見込みです。

図表5:「グローバルペット関連株式ファンド(為替ヘッジなし)」の組み入れ上位銘柄

銘柄(コード)

事業内容

組入れ
比率
(%)

時価総額
(億ドル)

売上高
(直近期)
(百万ドル)

ゾエティス(ZTS)

動物用医薬品

6.2

757.0

6,260

アイデックス ラボラトリーズ(IDXX)

動物病院向け機器

5.3

428.8

2,707

チューイ A(CHWY)

ペット用品通販

5.2

456.8

4,847

アニコム ホールディングス(8715)

ペット保険会社

5.0

8.7

392

トラクターサプライ(TSCO)

ホームセンター

4.8

176.5

10,620

ネスレ(扱いなし)

食品(ペットフード含む)

4.5

3,209.8

103,298

デクラ・ファーマシューティカルズ(扱いなし)

動物用医薬品

4.4

39.4

515

Musti Group Oyj(扱いなし)

ペット用品小売

4.4

11.1

343

コベトラス(CVET)

動物用医療サービス

4.3

46.7

3,976

ネオゲン コーポレーション(NEOG)

食品安全性テスト用品

3.5

45.8

418

  • ※注:組入れ比率は1/29(金)、時価総額は2/8(月)時点です。
  • ※東京海上アセットマネジメント作成「東京海上・グローバルペット関連株式ファンド 愛称:ぽちたま」2021年1月マンスリーレポート、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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